・「ビル38」が可決
この法案はマカプウからワイマナロにかけての商業活動を禁止するという物で、ツアーだけでは無く、ウェディングもその撮影も禁止になってしまった。
ウェディング業者の団体がダウンタウンなどでデモをして、大きなニュースになった。
ウェディングの写真は禁止しても、ハリウッドの映画やドラマの撮影はOKと言うので、不公平感も浮き彫りになった。
私としては、映画やドラマで使用したビーチは、当然視聴者が行きたくなる場所であり、そこに行くツアーを禁止すると言うのは矛盾していると思っている。
しかしかなり前から人が増え過ぎたカイルアやラニカイを始め、ワイマナロもほとんどの場所が既にツアーでの入場は禁止されていたので、東海岸については仕方ないかと思っていた。
ところが、この「ビル38」には、他にも禁止された場所があり、私も全く知らなかった。
友人のガイドがホノルル市から送られてきたと言う書類には、何とノースショアのビーチも含まれているのだ。
具体的には、ワイアレエ、サンセット、エフカイ、ププケア、ワイメア、ハレイワ・アリイ、カイアカ、そしてハレイワビーチの北側。
もうノースショアもほとんどのビーチがツアーで行けなくなる。
私のツアーメニューも大幅に変更する必要が出てくる。
この二日ほどは、色々調べていたが、同業者もよくわかっていなかったり、役所でさえハッキリしたことを言わない。
だが実際に、先日ツアーに出た際には、サンセットビーチもアリイビーチも他のツアー会社の姿は見なかった。
偶然タイミングがズレただけだと思っていたし、日本人向けの会社はまだほとんどいなかったので、気にしなかったが、アメリカ人向けのツアー会社では、既にコースを変えた所があるようだ。
日本人向けの会社のウェブサイトなど見ても、いまだにハレイワでカメを見ると言うのが載っていたりする。
ワイマナロに関してはドラマのロケ地であったり、全米ナンバーワンに選ばれたなどもあるが、ノースショアは世界的に有名なサーフスポットであり、サンセットビーチはその名の通りサンセットの名所でもある。
行きたい人が多いのは当たり前。
レンタカーは一時期よりは値段も収まってきた感があるが、相変わらず事故は多く、左右の違う日本人にはやはりハードルが高い。
市バスも遠いところは、乗客の種類がかなり違うので、お勧めできない。
その状態でツアーを禁止すると言う事は、旅行者の事を考えておらず、納得が出来ない。
ワイマナロはテレビニュースでも大きな話題となったが、同じ法案の中でノースショアが隠れていたと言うのも解せない話。
まあ島を回っても、止まるのはお土産屋ばかりで、綺麗なビーチは皆通過で車内から見学のみの大型バスツアーなどは、あまり影響は無いのだろう。
私の様なミニバンや、ムーンボーツアーの様な夜だと問題にならないと言う話がある一方で、カイルアの様な禁止ビーチのトイレを利用しただけでチケットを切られたと言う話も聞く。
ワイマナロもそうだが、だいたい取り締まる人がいるのかどうか?
ただでさえ人手不足の状態で、多くの禁止場所を作っても、手が回るはずがない。
チケット切られたら運が悪かったと言う事になるのかも知れないが、今後は正式なメニューからは外さざるを得ない。
せっかくコロナ後の回復が始まってきたと思ったら、それを阻むような法案が出た事は残念だが、コロナ禍で観光客のすっかり減った場所を見たローカルが、再びツーリストだらけにならない様に願う気持ちもわからなくはない。
だが実際には、中小ビジネスを徹底的に潰す、コロナ中の状態と変わっていない。
コロナ禍の新たな局面かも知れないとも思う。
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