2022年03月21日

ボバ・フェット:THE BOOK OF BOBA FETT レビュー


::::: スポイラー・アラート :::::

(STAR WARSカテゴリ作りました)
http://junnyk2010.seesaa.net/category/27713464-1.html


STAR WARSのスピンオフ、実写ドラマ「ボバ・フェット:THE BOOK OF BOBA FETT」。



実際には「マンダロリアン」の、スピンオフ作品と言う事になる。

オリジナル・トリロジーでは「帝国の逆襲」で最初に登場しているボバ・フェットだが、「ジェダイの帰還」で、ルーク達とジャバ・ザ・ハットの戦いで、サーラックの穴に落ちて死んだと思われていた。

その後はプレクイルの「クローンの攻撃」で、クローンのオリジナルだった父のジャンゴ・フェットと共に、子供時代のボバが出てきた。

「クローンウォーズ」などのアニメでも出て来たりして、ボバが少しずつ成長していく過程も見れた。

そして大人になったボバは、賞金稼ぎとなり、炭素冷凍されたハン・ソロをジャバに運ぶなどしたが、サーラックの穴に落ちた後は、実は脱出して生きていたと言う、伝説として残っていた。

このドラマは、「マンダロリアン」シーズン2で再登場したボバがどの様にして生き延びてきたか、そしてその後どうなったかを描いた作品。


主役は父のジャンゴ・フェットや、数々のクローン兵の役を演じた、タムエラ・モリソン。



相棒となるのが、やはり賞金稼ぎのフェネック・シャンド。

フェネックもアニメでは登場していたが、「マンダロリアン」で実写化された。

演じるのは、マーベルドラマ『エージェント・オブ・シールド』でメリンダ・メイ役の、ミンナ・ウェン。



ミンナ・ウェンは、STAR WARS、マーベルの他に、ディズニーアニメの「ムーラン」の声優(実写版ではカメオ)もこなした人気者。


話は「ジェダイの帰還」のすぐ後から始まる。

舞台はタトゥイーン。

サーラックの穴から脱出したボバは、サンド・ピープルに助けられ、仲間となる。

サンド・ピープルは、今までは悪い連中と言う設定で、「新たなる希望」ではルークを襲い、「クローンの攻撃」では、アナキンの母、シミ―を誘拐した。

シミ―を誘拐した一族は、アナキンに皆殺しにされてしまうが、ボバは他の部族と共に、悪い組織と戦う仲間になる。


その後は「マンダロリアン」シーズン2とクロスオーバーする形で、ジャバ・ザ・ハットの宮殿を占領したジャバが大名となり、タトゥイーンを食い物にしようとするシンジケートから町を守ると言う話になる。

ルークとオビ・ワンがハン・ソロと出会ったモス・アイズリーでは無く、アナキンの故郷のモス・エスパがメインになるのだが、モス・アイズリーも他の街なども出てくる。


そしてモス・エスパのクラブ「サンクチュアリ―」と言う店では、ガーサ・フィップと言うマダムが登場する。



人間ともコンパチブルな宇宙人、トワイレックのキャラで、これを何と「フラッシュ・ダンス」のジェニファー・ビールズが演じている。

もう還暦も近いが、相変わらずの魅力。




ちなみにこの店でミュージックを演奏しているのは、ジャバ・ザ・ハットのセール・バージで、爆死したと思われていた、マックス・レボ。





さらに、チューバッカを凄く悪くした様な、ブラック・クルサンタンなんて言うキャラも出てくる。



これは元々コミックで出てきたキャラの様だ。


かなりディープなイースターエッグも出てくるのだが、ボバがある場所に登場するシーン。

何の説明も無いのだが、どうも見覚えのある場所。

実は「新たなる希望」で削除されたシーンにあった、「トシュ・ステーション」なのだ。

ルークが『「トシュ・ステーション」にパワー・コンバーターを取りに行かなきゃ』と言うセリフだけが残り、実際のステーションのシーンは削除されていた。

後にDVDのボーナスとしてようやく日の目を見たシーンだが、この場所と、削除されたシーンで出ていたルークの友人たちも出ているのだ。


ボバ達が敵のシンジケートと戦うのには兵力がいると言う事で、マンダロリアン:ディン・ジャリンを加える事になる。

ここで、話がディン・ジャリンのその後になる。

「マンダロリアン」シーズン2で、ベイビー・ヨーダこと、グローグ―と別れてしまったディン・ジャリンが、再び一緒になるのだが、その過程ではルークやアソーカ、R2-D2も出てくる。

ルークに関しては、CG技術の向上で、本当に35年以上前のマーク・ハミルが演じているように見えた。

グローグ―が過去を思い出すシーンでは、「オーダー66」が出てきた。

誰がグローグ―を助け出したのかは、まだ謎のままである。


シーズン2で「レーザー・クレスト」を失ったディン・ジャリンは、新しい船を手に入れるのだが、これがナブーのスター・ファイター。

古い船を改造して、パワーアップさせているのだが、途中でただの棒のようなパーツを、ジャワから調達する。

見覚えのある棒で、「新たなる希望」で、ガーベージ・シューターに落ちたルーク、レイア、ハンが、両側の壁に挟まれない様につっかえに使った棒なのだ。

こんな棒が話題になるのもSTAR WARSのディープなファンが多いからだろう。

ジョン・ファブローとデーブ・フェローニと言う、オタクの代表の様な二人がいるからこそ、これだけファンを楽しませる作品を作ることが出来る。

映画監督としては一流でも、STAR WARSに愛の無い人が作ったシークエル・トリロジーが、オリジナルのファンに支持されないのもよくわかる。


「マンダロリアン」で、アニメから初めて実写化されたアソーカ・タノに続き、賞金稼ぎのキャド・ベインも実写で登場した。



アニメの中では、ボバ・フェットが子供の頃から存在しているキャラなので、ファンには馴染みがあり、またアニメも見直したくなった。


STAR WARSと言えば、宇宙人、ロボット、そして怪獣だが、今回はランコアが再登場した。



勿論オリジナルのランコアは、ルークが倒してしまったので、別の個体。

最後はこのランコアが大暴れしてくれる。



最近では、今のシークエル3部作を無くして、「マンダロリアン」と「ボバ・フェット」をオリジナルトリロジーのポスト作品にしようと言う動きさえ出てきている。

5月からは、プレクイルの直後の話で「オビ・ワン・ケノービ」の物語が始まる。


中学生でSTAR WARSにハマって以来、それこそ還暦近くなっても飽きないなんて、やっぱり凄い。






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posted by じゅにーK at 11:39| ホノルル ☁| Comment(0) | STAR WARS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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