私の母が生まれた年に開催される予定だった東京五輪が戦争で流れ、私の生まれた年に復興の印として開催された。
そして57年が経ち、東京でまた開催されることはとても感慨深いものがあるが、今回は戦争では無く、コロナに妨害されて、一年遅れとなった。
一時は中止の噂もあったが、大きな事件なども無く終了出来たことは、良かったと思う。
日本のメダルラッシュも嬉しかったが、これが参加国が極端に少ない状態だったとしたら、その価値も少し落ちたかもしれない。
多くの国が参加できたことは、コロナがある程度克服されたと思って良いのかも知れない。
ただ、やはり無観客はテレビで見ていても寂しかったが、観客席よりコート内の選手の声がよく聞こえて、それはそれで面白かった。
こちらも仕事が忙しければ、テレビの前にずっといる訳にも行かないが、今は昼間に大谷翔平のエンゼルスのゲームがあれば、そちらを見て、夜から夜中はライブ中継が多くなる五輪のゲームも随分見れた。
日を追って観戦記を付けた。
初日の開会式は、日本の金曜の夜で、ハワイは真夜中。
ライブだと朝の5時までとなっていたので、さすがにこれは翌日になって見た。
日の丸が入場してきて、ミーシャの「君が代」ではすでに涙ボロボロ。
熱戦を前に、既に感動を予感していた。
ピクトグラムは日本の芸人の力を見せてくれたような気がしたが、前の東京五輪で使われ始めたピクトグラムに対して、アメリカの放送は「ずっと前から日本は『スポーツ絵文字』を使っていた」と紹介していた。
アメリカの放送で一番盛り上がっていたドローンの地球儀は、結局インテル製で、仕切りも全てがインテルだったと聞いて、ちょっとガッカリ。
リオ大会の閉会式から引き継いで、マリオが出てくるかと思ったし、せっかくなんだから日本らしく、ロボットとか、最新技術をバシバシ使って欲しかったなぁと思って調べたら、『電通』が全て却下したらしい。
で、結局あんな地味な開会式で、お葬式みたいなパフォーマンスをやってしまったらしい。
今の日本の広告代理店や大手マスコミに、非日本人がたくさんいる事は承知しているが、オールジャパンとして力を合わせなければいけない時に、全力で妨害している。
本当の日本人は、ちゃんとこれに気付いて、未来の日本の為に、少しでも出来得る限りの事をしてほしい。
さて、初日からスケボーで堀米優斗が金メダル。
ストリートの技は、スローにしないとわからないほど細かいが、こんなところでいきなり日本人が金メダルとは予想もしていなかったので、驚いた。
アメリカでは当然アメリカの強い競技を中心に放送されていて、この日の柔道などは全く見れなかったが、スケボーは結構時間を割いていた。
そして女子の自転車ロードレース。
日本人選手の姿はなかなか出てこなかったが、日本の景色がずっと流れているのに見入っていた。
街中ではクマゼミの「ジーー」っという音が響いていたが、山中湖を過ぎるとヒグラシの「カナカナ」が聞こえてきて、これだけでも嬉しかった。
今大会から始まったサーフィンでは、ハワイからジョンジョン・フローレンスとカリッサ・ムーアが出ていた。
ジョンジョンは膝の怪我から時間が経っていなかったが、カリッサ・ムーアは当日の波のコンディションにも助けられて、見事に金メダル。
ハワイでは大きなニュースになったが、実際の試合はやはりハワイの夜中で、私は見ることが出来なかった。
テレビではNBCチャンネルと、USAチャンネルの2曲で放送していたが、前はNBCの系列局を使って、4チャンネルくらいで放送していた記憶がある。
だが今回は、インターネットで放送済みの試合がアーカイブで見れる様になっていた。
テレビの2局では、ライブを中継して欲しかったが、ライブをやるのは夜中だけで、昼間と夜のゴールデンは、その日か前日にアメリカが勝った試合だけ。
この日はアメリカと日本のソフトボールの試合をやっていて、日本チームは調子良くゲッツー取ったりして、イイ感じだったのに、結局サヨナラ負け。。
で、決勝で見事に日本が勝った試合は、テレビではダイジェストしか見れなかった。。。
2日目は3×3バスケの女子日米戦をやっていた。
バスケで日本が出てきても、最初から冷めていたのだが、あれよと言う間に勝ってしまったので、これは結構驚いた。
まあ最終的にはアメリカが金メダルだったが、開催国の試合と言う事で、日本戦も過去の大会の時よりは露出が多かった気がする。
水泳はアメリカの得意技なので、何度も繰り返し放送されていたが、大橋悠依が金メダルを取った試合は、やはりダイジェストだけだった。
NBCチャンネルの取材チームが、色々な規制の中、時々日本の事について紹介してくれていた。
この日は「ネコ」について。
招き猫や、猫島など、日本人とネコとの関係について紹介していた。
3日目は体操の橋本大輝。
彼の場合は、自信も余裕もあって、安心して見ていられた。
4日目は女子バスケ5×5で日米戦。
この時の予選は、あっさり負け。
5日目は男子サッカーの日本対ベルギー戦。
夜中にライブで見始めたら、再延長まで行って、PK戦での勝利。
これは一人で夜遅くまで盛り上がった。
本来なら満員の観衆の音が聞こえるはずが、ピッチの選手たちの声が聞こえてくるのが凄いと思ったが、なんだか高校生の部活が校庭で練習している様な感じもした。
6日目は陸上競技が始まって、日本人選手の顔はほとんど出てこなかった。
7日目は女子サッカーで、アメリカがニュージーランドを破って優勝した試合を何度も流していた。
8日目はバレーボール、男子日本対ブラジル戦をやっていた。
アメリカが絡んでいないが、結局日本の負け試合だった。
9日目はスケボーのパークで、若い日本人が頑張った。
金メダルの四十住さくらも凄いが、銀メダルの開心那なんてまだ13歳!
惜しくも銅メダルを逃した岡本碧優を他の選手が担いで称える姿!
これにはオジサンは随分泣けた。。。
この日は鉄棒で橋本大輝がまた金メダル。
そして女子バスケの日本対ベルギー戦。
結構いい試合だなぁと見ていたが、最後15秒で逆転勝利!
勝つとは思っていなかっただけに、嬉しかった。
10日目はトラック&フィールド(陸上)ばかりで、日の丸は出てこなかった。
11日目。この日はビーチバレーでアメリカが金メダルを取った試合を何度も流していた。
夜にはまたライブで、サッカーの日本対メキシコ戦。
結局メダルに届かず、選手たちはピッチで泣いていたが、こう言うのには私は反応せず。
12日目はバスケ男子のUSAチームの決勝戦を、これも何度も放送していた。
まあ、あれだけNBAの選手が揃っていれば、勝って当たり前。
バスケファンとしては、実はそれほど面白くない。
13日目は野球で日本が優勝したと言うニュースを聞いて、放送を探したが見つからず、結局ネットでアーカイブを観戦した。
アメリカの解説者は「日本はオールスターメンバーで、アメリカは大学の寄せ集めだから」と言っていたが、日本人だってMLBで活躍している選手は出ていないし、これは立派な優勝だと思う。
同じく女子バスケ準決勝で日本がフランスを下したと言うニュースを知り、アーカイブで観戦。
ベルギー戦では接戦だったが、準決勝は楽に勝ち、これで決勝進出、メダル確定。
この時点で、私は日本のバスケを見直した。
どうやったって、上にゴールのあるゲームは背が高い方が得に決まっているのだが、外打ちとパス回しで独特の戦略を立て、新しいスタイルを作った。
女子にはWNBAの選手がいる訳でもなく、日本の実業団とアメリカのWNBAの差を考えたら、日本は勝てるはずもないのだが、その常識を覆そうとしている。
日本はかつてはバレーボール、そしてサッカーも強くなり、そして今度はバスケも、女子の方が先に強くなっている。
ひょっとすると、を期待してしまったのだが、決勝のアメリカ戦では大差で大敗。
でもこの試合は負けが分かってからも、銀メダルだけで涙がボロボロ出た。
アメリカが勝ったので、この試合は何度も放送していた。
メダルラッシュで、金も多かった日本だが、私はこの銀メダルの価値が一番重く感じられた。
この日のNBCの特集は、広島の原爆記念日かと思いきや、原爆の話はチラッと触れただけで、東北の復興関係の話になってしまった。
さすがに原爆落した側からは、話題に出来なかったかもしれない。
さて14日目、他は新体操とか、飛び込みとか、やはりあまり日本人が出ない競技はよくやっていた。
マラソンも日本の夏の暑さを感じたが、逆に暑苦しくなって途中で見るのを止めてしまった。
今回は無観客と言う事で、本来なら客席の一番いい場所か、関係者席にいるかもしれない選手たちの家族が、日本にも行けず、アメリカの自宅で観戦している様子をテレビ中継していた。
さすがにアメリカ人のリアクションは大きくて、メダルが決まった瞬間に大騒ぎする様子を見るのも面白かった。
野球の横浜スタジアムのブルペンに「ゴォォォォ」とか書いてあったのを見つけたが、きっともっと日本語のデザインがあったんだろうなぁ。
ドイツチームのユニフォームやジャージに「ドイツ」とカタカナで書いてあったのも面白かった。
さて、閉会式。
最初の立体五輪マークはドローンかマッピングがよくわからなかったけど、あれだけは凄いと思った。
スカパラは私も大好きなので良かったが、やはり全体としては超地味。
「東京音頭」だけは良かったけど、もっと盛り上げる演出できなかったのかな〜?
東京での開催が決まった時、実際に行ってみてみたいなぁという想いもあったが、混雑は避けるように前の年(2019)に帰省した。
それがコロナ禍が始まり、順延となり、最後まで開催するかどうかも含めて揉め、結局無観客開催となった。
今後はいつ日本に帰れるかわからないので、とりあえず先に帰省していたのは良かったが、私は日本の今後の国際大会等の招致についてはもっと慎重になるべきだと考えるようになった。
そもそも日本は多くのプレート上に乗った、地震多発国である。
さらに毎年多くの台風が直撃し、その他水害なども発生している。
スパイやテロを防止するための、明確な法律がない。
反国家的なマスコミが多い。
こんな国で大きな国際大会を開いて、それが災害や事件と重ならない可能性が無い訳ではない。
そしてそういう時に一番しわ寄せが来るのは現場の人間で、政治家でも官僚でも、さらには医師会でもない。
まだパラリンピックが残っているが、またマスコミが煽って、コロナ禍と結び付けて、秋には政局が待っているんだろうなぁ。
親中派がはびこる自民党は信用できないが、野党はクズ以下。
そしてクズは組織的に選挙を利用しようとする。
自分の一票じゃ世の中変わらんと思っているのなら大間違い。
日本の事を思って、日本人同士で心を繋げ、オールジャパンの気持ちで選挙にも行って欲しい。
と、オリンピックを機に、日本人魂が熱くなってきた。
オアフ島のツアーはダイアモンドヘッドクラブ!
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2021年08月10日
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