STAR WARSの実写版スピンオフドラマ「マンダロリアン」
オリジナル3部作のすぐ後の世界を描いたドラマは、長年のファンが喜ぶツボが多く、シーズン1ではベイビー・ヨーダこと”ザ・チャイルド”の登場と共に、大きな話題となった。
エピソード7と9を作ったJJエイブラムスは良い監督で、素晴らしい映像を作ってくれたが、ストーリー的には長年続いているスターウォーズの常識やルールを破ってしまった。
エピソード8のライアン・ジョンソンは、自分勝手に話を作ってしまった。
しかし「マンダロリアン」のプロデューサーと監督も務める、ジョン・ファブローと、デーブ・フィローニは、根っからのスターウォーズ・オタクで、ここが重要だった。
・シーズン1感想
スターウォーズの世界観やルールにちゃんと従い、かつ、ファンの望むものを見せてくれた。
シーズン1では、オリジナル3部作を思い出させる小ネタが多かったが、シーズン2では色々なキャラクターが登場した。
新しいキャラでは無いのだが、今まではアニメシリーズでしか登場していなかったキャラも、実写で現れた。
エピソード6で死んだはずのボバ・フェットが実は生きていたと言うのは、ファンには常識だが、かつて父親のジャンゴ・フェット役や、クローン兵の役を務めたテムエラ・モリソンがまた出てくるところ、父親の乗っていたスペースシップ”スレーブ1”も登場し、サイズミック・チャージをぶちかましたり、震えるシーンが多かった。
そしてアニメシリーズもちゃんと理解しないと、意味が判らないシーンも出てきて、スターウォーズの世界はさらに奥深くなった。
そもそもシーズン1の最終回に登場した”ダークセーバー”と言う武器。
アニメシリーズの「クローンウォーズ」や「反乱者たち」を見ないとわからない。
昨年はまたこのアニメも含めて見直した。
映画エピソード1から始まって、2と3の間にアニメ「クローンウォーズ」が7シーズン。
エピソード3の後に映画「ハン・ソロ」、アニメ「反乱者たち」が4シーズン、映画「ローグ・ワン」
そしてオリジナル3部作(エピソード4〜6)の後に「マンダロリアン」が今のところ2シーズン。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
スポイラーアラート
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シーズン2の最終回では、とうとうルーク・スカイウォーカーが登場した。
エピソード6から5年後と言う設定のルークの顔はCGだったが、ライトセーバーで敵のロボットをバタバタと切り倒す姿には感動。
ディン・ジャリン(マンドー)とグログ(ベビー・ヨーダ)との別れのシーンには涙が止まらなかったが、最後にR2-D2が出てきちゃってさらに感激で泣けた。
これがファンが望んでいたものだ。
ここまでは本当に素晴らしいスペースオペラと言う気がする。
アニメシリーズのキャラがたくさん登場したことにより、今年もまた見直したくなっているが、この後のエピソード7〜9でパルパティーンの孫が主役で出てくる展開など想像できないし、ルークがライトセーバーを放り投げるとかあり得ん。。。
正直な気持ちとしては、ジョージ・ルーカス監修のもとにエピソード7〜9を新たに作り直して欲しいが、なんだか今の状態だとスピンオフを使って、破られたルールや常識を無理やり繋げてしまいそう。
元々ジョージ・ルーカスは日本の映画(特に黒澤明)の影響を受け、スターウォーズは過去にもオマージュがたくさんあったが、「マンダロリアン」は「子連れ狼」。
そして各エピソードの中にも、様々な映画、例えば「7人の侍」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「アポロ13」「エイリアン」などのオマージュがあり、オリジナル3部作を見ていた世代向けの仕掛けにも感じる。
ディズニーは、エピソード7〜9の失敗を受け、「マンダロリアン」の世界をうまく作って立て直した。
さらにディズニーは今後スターウォーズ関連のドラマやアニメを次々と制作する事を発表したが、全てエピソード7よりは前の世界の話となっているようだ。
アナキンとルーク、レイアのスカイウォーカー物語から、シディウスとレイのパルパティーン物語に拡張しそうになったが、最終的にはヨーダとグログの壮大な物語になるのかもしれない。
終わりの無い状態に入ってしまった様な気もするが、金儲けが出来るうちは何でもするのだろう。
私もディズニーの戦略にまんまと引っかかってる大人の一人。
スーパーで、こんな物見つけて、ニヤニヤしているのがいたら、「This is the way(我らの道)」と声をかけてあげよう。
May the Force be with you!
オアフ島のツアーはダイアモンドヘッドクラブ!
ブログランキングに参加しています。面白かったらクリックをお願いします!
アロハストリート:20位以内に復活です!MAHALO!
ブログ村:20位以内です!!MAHALO! (゚∀゚)
にほんブログ村
2021年01月15日
この記事へのコメント
コメントを書く