2020年01月10日

STAR WARS 「The Rise of SkyWalker」レビュー



映画館で3度見てきた。

最初は一番近いワードのシアター。

ここは入り口で座席を指定して5分ほど前に入ったが、先客は2名、最終的には10名ほど。

中央の予約席エリアは誰も来なかったけど、そのすぐ横に座った。

椅子はほぼ水平にリクライニング出来るのだが、落ち着かないので少し戻す。

持参のパーカーを着て、首にタオルを巻いて、、、と、ここで3Dメガネをもらっていない事に気付くが、パラパラと入ってきた5〜6人もそんな物は持っておらず、2面使っての上映はどちらも2Dだった。

しかし始まると、なんと英語の字幕が付いていた。

普段は最初の観賞は全力で耳を使うのだが、今回は目でストーリーが追えた分、綺麗な画面を見ていなかったかもしれない。

ここは13ドル。

そして2日後に2度目。

今度はドール・キャナリーのシアターだが、ここも2DでIMAXでもなく、部屋も小さかった。

やはり全部で10人はいなかったと思う。

でも、2度目は字幕も無く、画面に集中できた。

ドールはメンバーカードを持ってるので、割引があったのか、10ドル52セント。



まだ上映開始から2週間でもガラガラだが、人気の映画なのに3D無いの?

と思って、ネットで調べると、ちゃんとやってるじゃないか!

映画の時間を調べる時は、iPhoneのアプリ「IMDb」を使っているのだが、今までは”3D”とか、”IMAX”とか、上映タイプ別に載っていたのが、今回は全て一緒に時間だけで、不思議に思ったのだが、ワードのチケット売り場の表示板にも時間しか載っていなかった。

だが、ドールでは「3Dじゃ無いんだね?」と尋ねたら、「3Dじゃ無いよ」と言われただけで、実は”4DX”と言う、凄いのをやっていた。

と言う事で、2度目の翌日に、またドールに行って体験してきた。



今度は24ドル96セント!

しかしこれはジェットコースター並みの体感型シートで、動くは、震えるは、水滴は飛んでくるし、耳元で風が吹くし、館内にもフラッシュが光ったり、画面の前にスモークが出たり。



STAR WARSがいかにアクションムービーなのかを思い知ったが、4Dが2時間以上続くのには、ちょっと飽きた。

二つ隣にいた同年配の男性は、ポップコーンを食べるのを完全に諦めてた。

私は既に3度目だし、純粋にアクションシーンだけを楽しめたけど、あれが最初じゃストーリーは追いつかないな・・・


ここから、

::::スポイラーアラート::::


さて、前作EP8「The Last Jedi」が酷かった。。。

・前作のレビュー



エピソード9は、EP7を指揮したJJエイブラムスが、一度始めたストーリーに戻す努力をした作品だと思う。

それにしても、オリジナルから見ているファンにとっては、冷めた感じは否めない。

オリジナルトリロジーでも監督は変わり、「帝国の逆襲」は風味の違った作品になっている。

ファンの好き嫌いの激しい作品でもある。

それでも「ジェダイの帰還」でストーリーは見事に繋がり、ルーク・スカイウォーカーの素晴らしい物語になった訳だ。

これは勿論ジョージ・ルーカスの描いたストーリーだから、一貫性はある。

そしてルーカスの思い抱いていた、アナキンのストーリーが始まった。

エピソード1〜3だ。

1〜6を通して、スカイウォーカー家の話として膨らんだ。

元々ルーカスはエピソード9までの構想を持っていたそうだから、ファンとしても見てみたい気持ちは強かった。

JJ・エイブラムスと言う有名監督を使って、面白くなるのかと思ったが、脚本はルーカスから離れると言う。

SWファンが言う、ディズニーの呪いである。

グッズを売るためにキャラを増やし、物語をオカシクしてしまった。

今回もまた新しいキャラが出てきて、前作のキャラがほとんど無視されたり、後々ファンから新三部作シークエル自体がどう評価されるかだ。

”サーガ”として、1〜9を通してみたら、どうかな?



さて、いきなり悪の皇帝パルパティーンが生きていた!と始まるが、EP6のエンドアの戦いでダース・ベイダーにダクトに落とされて、デススターと共に爆発したんじゃないのか?

ダークサイドの力は自然の理に適わない事も起こせる、と言う事で、機械に吊るされながら生きながらえていたと。

デススターも、木っ端微塵に吹き飛んだのを見たはずなのに、あんな大きな残骸が残ってるって言うのもなぁ。

で、スノークを作ったのが自分だと発言して説明。

スノークの部品も散らかってた。

スノークは作れても、自分は若いエキスを吸い取るまでは自力で立てなかったが、何千と言うスター・デストロイヤーを地面に埋めて、何千と言うフードの合唱団を観客のように並べて(パルパティーンが作った幻かも知れないが)、そんな力が残っているのなら、ファースト・オーダーなど作らずにサッサと帝国に戻せば良いだけなのでは?と、思ってしまう。

と言うか、ダース・ベイダー作ったのもパルパティーンなんだから、自分ももっと動ける身体に作れないのかな?

最初の手はボロボロだったけど、顔はどう見てもEP6の最後よりふくよかな感じになってる。

シスのダークサイドから見れば、銀河にアナウンスなどせず、とっととラスト・オーダーを実行していれば、終わってた話。

この辺はプロットホールだろう。

本当はもっと悪さを発揮してくれると思っていたが、EP6同様に自分のエネルギーが原因で死んでしまう感じも、ちょっと残念な感じだった。


そしてR2-D2が早い場面で出てきたのは少し嬉しかった。

C-3POの記憶を戻す時の強引な場面が笑えたが、後は細かいドロイドが出てきて、R2の出番は少なかった・・・

結局新3部作ではR2ファンは納得出来ない。

EP1〜9を通してみたら、これは絶対に気付くはず。


C-3POは全作品を通じて、いい味を出してくれたが、他にもオリジナルのキャラクターがベターな使われ方をしてくれた。

ルークが自分がやったことが間違っていたと、レイに謝る場面は、EP8を否定してくれた。

レイが投げたライトセーバーを、火の中から現れてキャッチするのは、良い場面だった。

そりゃ、ライトセーバーは大事だもん。


そして、この映画の主役はレイアだったかも知れない。

過去のSW作品のフィルムを使って、CGで合成されたレイアの声は、オリジナルトリロジーのセリフをエイジングさせた部分もあったそうだ。

若いルークがレイアをトレーニングしている場面は良かった。

これでEP6に双子の意味が繋がる。


この場面でレイアのボディ・ダブルをしたのが、キャリー・フィッシャーの実の娘で、レジスタンスのコニックス中尉役のビリー・ラードって言うのも泣ける。

レイアが亡くなる場面は悲しかったが、チューイが悲しむ場面にグッと来た。

もう一度ホロっとした場面が、チューイがマズ・カナタからレイアのメダルを受け取る場面なのだが、これはEP4の最後にチューイだけメダルが無かった事を知っているとくる。

スピンオフなどでは、チューイもメダルはもらった事になっているのだが、ここは正史を優先したのだろう。

ランドもイイ味出して、「I have a bad feeling about this」も言ってくれたけど、ハン・ソロがまた出てくれたのは嬉しい。

彼は最後(死ぬ)と言う条件で、EP7の出演を引き受けたそうだから、もう出たくなかったらしい。

出演には、JJとの駆け引きがあったのかも知れないが、最後に「I know」って決めてくれたところの、カイロの表情にもグッと来た。


最後にジェダイ大集合でレイに声をかける場面は、逆に字幕じゃないとわからないかも知れない。

オビ・ワン、ヨーダ、アナキン、クワイ・ゴンくらいはわかるが、メイスやルミナーラ、アイラちゃんなんて言うサブキャラ、さらに、アソーカとか、ケイナンなんて言う、アニメシリーズ見ないとわからないキャラの声まで出てきた。

最後にランドが仲間連れて戻ってきた時には、アニメ「REBELS(反乱者たち)」に出てくる宇宙船”ゴースト”が後ろにいるのが分かる。

こう言うイースターエッグは後からブルーレイを仕入れてからじっくり探すが、すっかり爺さんになったウェッジが出てたのも嬉しかったし、ジョン・ウィリアムスが酒場のバーテン役で出ていたのも良かった。

最後までジョン・ウィリアムスがSTAR WARSに曲を作ってくれて感謝。

曲が無ければこの映画は成り立たない。


新3部作を通して良かったキャラは、カイロ・レン。

アダム・ドライバーは益々良くなると思う。

父親を殺して、やはり心に傷を負い、母親がまさに死力を尽くして、悪から引き戻し、最後にレイに命を吹き込んで、成仏したと言うストーリーは良かったと思う。

しかしレイはフォースの修行中に空中浮揚していた。

ジャンプは出来ても、フォースで飛ぶと言う設定は無かったはず。。。

でもレイアが指導しているのがイイ。

そもそもレイはカイロと、フォース・スカイプで顔を見て話が出来る関係。

手が触れたら水滴が付いていた事はあったけど、ネックレスはひったくるは、終いにゃ別な所にいるのに戦えちゃうって言うのが、もはやフォースの世界観では意味不明。

まあ、二人共にフォースが強いんでしょう。

結局レイはパルパティーンの孫と言う事になる。

フォースが強い説明がようやく付いたが、レイはパルパティーンを更生させようとは思わない。

レイの父母どちらがパルパティーンの子供かもわからないが、パルパティーンの子供を産んだのが誰かもわからない。

だからパルパティーンの血を持つレイが、スカイウォーカーになってしまうと言う話になった。

EP1〜9を通したら、パルパティーンの話になってしまうかも知れないが、上手くまとめたと思う。


EP8で私も指摘したように、ローズは要らない役だから、本当に要らない役のままだった。

「ホルドー・マヌーバー」はそのまま台詞になって、あれは初めての事だか、偶然だったと説明。

説明してたのがLOSTのチャーリーこと、ドミニク・モナハンで、あれも要らないキャラだったけど、LOSTIEには気になった。

やっぱりEP8のカントー・バイトのカジノも、コード・ブレイカーも全く要らなかったのに、今回もまた新キャラがいた。

ジャナはフィンと同様に元ストームトルゥーパーと言う設定は面白いが、スペース・ホースは頂けない・・・

いくら大気圏内とは言ったって、宇宙船の上で馬に乗るって・・・

フィンはフォースに気付いている事をレイに打ち明けられなかったが、結局ローズとは何もなく、ジャナと今後のスピンオフになったら面白いと思う。

フィンは前作でローズに命を救ってもらい、今度はジャナに命を懸けて作戦に付き合ってもらう。

でも気にしてるのはレイだったり、何故かモテてるが、やるならスピンオフ。

もうエピソード10とかは止めて欲しい。


ポーは同性愛と言う話だったのに、ゾリーとイイ感じだった。

実はスパイス・ランナー(麻薬密輸人?)だった事も明かされて、これもスピンオフにしたら面白そう。

ハイパースペース・スキップは、見るには面白かったが、なんでTIEファイターが付いてくるのか疑問?

「シス・パスファインダー」って言うのもなんだか笑わせるが、ダガー(短剣)で見つける場面は冷めた。

角度も距離もわからずに、あれで場所が見つかるはずがない。

パスファインダーもダガーも、テレビゲームの世界過ぎ。

その後、レイがカイロと、嵐の海のデススターの残骸の上で戦う前、レイはスキッパーで海の上を渡り、カイロは自分のTIEファイターでやってくる。

戦いの後、レイはカイロのファイターでルークの星に行って、これを焼く。

その後ルークのXウィングでパルパティーンの元へ向かう訳だが、カイロは別のTIEファイターで現れる。

これをどうやって手に入れたのか?

既に改心しているはずのカイロが、ファーストオーダーに借りたのかな?

ここはプロットホールでしょ。


無能のハックスを裏切り物にしたのは良かったが、それならもう少しファースト・オーダー内の事も出して欲しかった。

何しろ、最後に数千機のスターデストロイヤー対反乱軍が対決すると言う、STAR WARS最大の宇宙戦闘場面が見れると思ったのに、それがほとんど無かったのは残念。

空に放ったパルパティーンのフォースエナジーが、反乱軍の船だけに作用するのも都合がいいが、そんな凄いパワーをライトセーバー一本で耐えるレイが凄すぎる。

で、結局パルパティーンが死んで、スターデストロイヤーの親玉が無くなったら、べスピンとか他の星の船も制御を失うって言うのはよくわからなかった。


レイ騎士団が出てきたのは良かったが、戦いが呆気無かった。

EP8でスノークの護衛と戦った場面はチャンバラ過ぎて白けたが、今回は少な過ぎた。


ちょっとツボにはまったキャラが「バブ」。

「D-O」はマニアに人気らしいが、「BB-8」と比べて良いらしい。


そう言えばイーウォークも最後にチラッと出てきた。


さあ、これでスカイウォーカーの物語は終わった。

ブルーレイが出たら仕入れる。

でも私にとってSTAR WARSは1〜6。

全ての始まりはEP4で、ここから始まったのがオリジナルトリロジーで、ここに行きつくのがプリクイルトリロジー。

本来オリジナルトリロジーから始まるはずの新3部作シークエルトリロジーが、全く違うキャラをどんどん生み出して、訳わからなくしてしまった。


アニメシリーズの「CLONE WARS」はブルーレイを持っているが、来月から「Disney+」で、新しいシーズンが始まるそうだ。

これはEP2とEP3の間の話で、ジェダイを楽しむには最高。

そしてやはり「Disney+」で「REBELS」も昨年末に全て見たが、これはEP4の前の話で、「ROGUE ONE」の直前の時代。

これは無名のキャラ達がメインなのだが、時々有名キャラが出てきたり、始まった「マンダロリアン」を見るにも知識になるシリーズ。

「MANDALORIAN」は「CLONE WARS」も関係あるので、もう一度見直したい。


さて、ようやく日本でも「ディズニーデラックス」で、配信が始まったらしい「マンダロリアン」。

これは8話の良く出来た話。

実写の初めてのシリーズだが、やはりアニメとは違う。

・「MANDALORIAN」@Disney+ Baby Yoda

英語の字幕で2度見たら、日本語吹き替えにも対応していたのに気付き、吹き替えでも見たが、これもイースターエッグが多くて、SWファンには是非見て欲しい。

シーズン1最後にダークセイバーと言う武器が出てくる。

これは「CLONE WARS」や「REBELS」を見ないとわからない。


「マンダロリアン」はシーズン2も決定したが、次は秋になる予定。

それまで「CLONE WARS」をやるって言うのは、飽きさせない。

気が付けばDisneyにはまってるなぁ・・・





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posted by じゅにーK at 19:14| ホノルル ☁| Comment(0) | STAR WARS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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