2019年08月07日

読書記録:2018年12月〜2019年07月

ハリケーン・エリックはハワイ諸島の南に逸れ、熱帯低気圧になったが、湿った空気と若干の波を南側に寄せた。

そして次のハリケーン・フロッシーも既に熱帯低気圧に落ちたのだが、真っ直ぐハワイ諸島に向かっている。

火曜はオアフ島に最接近するとみられていたが、空は晴れている。

今後被害が無いことを祈っている。


さて、久しぶりに読書記録。


・「日本国紀」百田尚樹 幻冬舎
日本国紀


マスコミが触れない、隠れベストセラーと言う事だったが、実際にはかなり話題になっているようだ。

日本人が知るべき日本の歴史を、わかりやすく、簡潔にまとめてある。

日本を好きになる歴史書。

保存版。


・『「日本国紀」の副読本」 百田尚樹・有本香 産経出版

「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史 (産経セレクト S 13)
「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史 (産経セレクト S 13)

「日本国紀」を深く読むための副読本。

何故今、「日本国紀」を読む必要があるのか。

これもお勧め。


・「戦争と平和」百田尚樹 新潮新書

戦争と平和 (新潮新書)
戦争と平和 (新潮新書)

まず百田尚樹は読みやすい。

語りかけるような、そしてわかりやすい言葉を使って、順序立てて組み立てる文章は、スッと心に入ってくる。

この本の内容は重い。

日本人は基本的に戦争に向いていないと言う理論は、サムライ精神の中にも義理を守る文化があったり、人を信用する徳があったりするからで、敵に対する思いも他の国と大きく違うからだろう。

実際に日本はかつて勇敢に戦ってきた。

そして一度の負けで大きく変わってしまった。

これに歯止めをかけるためにも、憲法改正は必要と言う話。


・「アミダサマ」 沼田まほかる  光文社文庫

アミダサマ (光文社文庫)
アミダサマ (光文社文庫)

SFサスペンス。

独特の世界に引きずり込まれて、あっという間に読み終えた。



・「セカンド・ラブ」乾くるみ 文春文庫

セカンド・ラブ (文春文庫)
セカンド・ラブ (文春文庫)

恋愛ミステリー。

見た目はそっくりで、性格は対照的な二人の女性に翻弄される話。


・「火のみち」(上・下)乃南アサ 講談社文庫

火のみち(上) (講談社文庫)
火のみち(上) (講談社文庫)

戦後からの昭和の時代の中で、苦労しながら陶芸家になる男の話。

家族や兄弟の絆、そして葛藤は、涙なくしては読めない。


・「家康、江戸を建てる」 門井慶喜 祥伝社文庫

家康、江戸を建てる (祥伝社文庫)
家康、江戸を建てる (祥伝社文庫)

荒野を開拓して江戸を作った家康と、それに携わった家臣たちの話。

仕事に対するプライドにも驚くが、400年も前にも日本人は色々な事を考えて、研究して都市を作ってきたのだと言う事が分かる。



・「わが心のジェニファー」浅田次郎 小学館文庫

わが心のジェニファー (小学館文庫)
わが心のジェニファー (小学館文庫)

日本好きのジェニファーから、結婚の条件として日本への一人旅を命じられた青年の物語。

浅田節は効いているが、どうも妄想の世界が強くて、現実味は感じられなかった。


・「オリンピックの身代金」(上・下)奥田英朗 角川文庫

オリンピックの身代金(上) (角川文庫)
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)

来年の東京オリンピックを控えて、タイムリーな内容だと思ったら、これは昭和39年のオリンピックを控えた中、爆弾事件と戦う話。

当時の建設ラッシュの様子や、そこに起きる事故や過酷な労働環境、高度経済成長とそれに取り残された貧困の世界など、今のオリンピックにもある程度は起きていると想定されるので、やはりタイムリーな内容か。


・「東電OL症候群」佐野眞一 新潮文庫

東電OL症候群(シンドローム) (新潮文庫)
東電OL症候群(シンドローム) (新潮文庫)

この本は、1997年に起きた事件について書かれた「東電OL殺人事件」のその後の話である。

なお、さらにその後、この容疑者は2012年に無罪が確定している。

この事実を知ってから読むと、安心するかも。


・「文福茶釜」黒川博行 文春文庫

文福茶釜 (文春文庫)
文福茶釜 (文春文庫)

古美術ミステリー短編集。

古美術を使った詐欺師たちの手口。


・「七つの会議」 池井戸潤 集英社文庫

七つの会議 (集英社文庫)
七つの会議 (集英社文庫)

池井戸潤の企業内争い物で、会議を中心として構成されている。

最後はちゃんとスッキリさせてくれる。


曙光の街 (文春文庫)
曙光の街 (文春文庫)

公安課の刑事と、ヤクザ、そして旧ソ連KGBの元スパイの3人の男を中心に進む話。

そしてその後にそれぞれ人生の曙光を見つけだす。



posted by じゅにーK at 09:22| ホノルル ☀| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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