ハリケーン・エリックはハワイ諸島の南に逸れ、熱帯低気圧になったが、湿った空気と若干の波を南側に寄せた。
そして次のハリケーン・フロッシーも既に熱帯低気圧に落ちたのだが、真っ直ぐハワイ諸島に向かっている。
火曜はオアフ島に最接近するとみられていたが、空は晴れている。
今後被害が無いことを祈っている。
さて、久しぶりに読書記録。
・「日本国紀」百田尚樹 幻冬舎
マスコミが触れない、隠れベストセラーと言う事だったが、実際にはかなり話題になっているようだ。
日本人が知るべき日本の歴史を、わかりやすく、簡潔にまとめてある。
日本を好きになる歴史書。
保存版。
・『「日本国紀」の副読本」 百田尚樹・有本香 産経出版
「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史 (産経セレクト S 13)
「日本国紀」を深く読むための副読本。
何故今、「日本国紀」を読む必要があるのか。
これもお勧め。
・「戦争と平和」百田尚樹 新潮新書
戦争と平和 (新潮新書)
まず百田尚樹は読みやすい。
語りかけるような、そしてわかりやすい言葉を使って、順序立てて組み立てる文章は、スッと心に入ってくる。
この本の内容は重い。
日本人は基本的に戦争に向いていないと言う理論は、サムライ精神の中にも義理を守る文化があったり、人を信用する徳があったりするからで、敵に対する思いも他の国と大きく違うからだろう。
実際に日本はかつて勇敢に戦ってきた。
そして一度の負けで大きく変わってしまった。
これに歯止めをかけるためにも、憲法改正は必要と言う話。
・「アミダサマ」 沼田まほかる 光文社文庫
アミダサマ (光文社文庫)
SFサスペンス。
独特の世界に引きずり込まれて、あっという間に読み終えた。
・「セカンド・ラブ」乾くるみ 文春文庫
セカンド・ラブ (文春文庫)
恋愛ミステリー。
見た目はそっくりで、性格は対照的な二人の女性に翻弄される話。
・「火のみち」(上・下)乃南アサ 講談社文庫
火のみち(上) (講談社文庫)
戦後からの昭和の時代の中で、苦労しながら陶芸家になる男の話。
家族や兄弟の絆、そして葛藤は、涙なくしては読めない。
・「家康、江戸を建てる」 門井慶喜 祥伝社文庫
家康、江戸を建てる (祥伝社文庫)
荒野を開拓して江戸を作った家康と、それに携わった家臣たちの話。
仕事に対するプライドにも驚くが、400年も前にも日本人は色々な事を考えて、研究して都市を作ってきたのだと言う事が分かる。
・「わが心のジェニファー」浅田次郎 小学館文庫
わが心のジェニファー (小学館文庫)
日本好きのジェニファーから、結婚の条件として日本への一人旅を命じられた青年の物語。
浅田節は効いているが、どうも妄想の世界が強くて、現実味は感じられなかった。
・「オリンピックの身代金」(上・下)奥田英朗 角川文庫
オリンピックの身代金(上) (角川文庫)
来年の東京オリンピックを控えて、タイムリーな内容だと思ったら、これは昭和39年のオリンピックを控えた中、爆弾事件と戦う話。
当時の建設ラッシュの様子や、そこに起きる事故や過酷な労働環境、高度経済成長とそれに取り残された貧困の世界など、今のオリンピックにもある程度は起きていると想定されるので、やはりタイムリーな内容か。
・「東電OL症候群」佐野眞一 新潮文庫
東電OL症候群(シンドローム) (新潮文庫)
この本は、1997年に起きた事件について書かれた「東電OL殺人事件」のその後の話である。
なお、さらにその後、この容疑者は2012年に無罪が確定している。
この事実を知ってから読むと、安心するかも。
・「文福茶釜」黒川博行 文春文庫
文福茶釜 (文春文庫)
古美術ミステリー短編集。
古美術を使った詐欺師たちの手口。
・「七つの会議」 池井戸潤 集英社文庫
七つの会議 (集英社文庫)
池井戸潤の企業内争い物で、会議を中心として構成されている。
最後はちゃんとスッキリさせてくれる。
・
曙光の街 (文春文庫)
公安課の刑事と、ヤクザ、そして旧ソ連KGBの元スパイの3人の男を中心に進む話。
そしてその後にそれぞれ人生の曙光を見つけだす。
2019年08月07日
この記事へのコメント
コメントを書く