アメリカには日本の様な車の車検制度は無いのだが、各州によって色々な検査やチェックがある。
ハワイでは「セーフティ・チェック」と言う検査を1年に1回受けなければならないのだが、これは自動車修理工場の他、修理施設のあるガス・ステーションでも受けることが出来る。
費用は20〜25ドルほどで、日本の利権まみれの車検制度の様な暴利は取られない。
調べる内容も、検査員が車の前に立ち、ヘッドライト(+ハイビーム)、ブリンカー、ワイパー、ホーンが鳴ることを確認し、タイヤのスレッドをチェック。
後ろに回って、ブレーキランプとリバースランプが点いたらお終い。
私の様な営業車の場合は、三角表示板が3つと、消化器、そして替えのフューズを積んでいるのも確認するが、検査自体は2分もかからない。
要するに、必要最低限の物は、年に一回はチェックしましょう、と言うのが趣旨。
アメリカ人に日本の車検制度の話をすると、値段が余りにも高い事にまず驚かれるが、大体今の様な故障の少ない多種多様な車を、一律の基準で検査するなんて言う方がおかしいと言われる。
これからハイブリッド車や電気自動車が普及すれば、今までの車検制度自体に意味がなくなるかもしれないし、調べる必要がある部分も大きく変わっていく。
車の値段自体に大量の税金が含まれているのに、さらに数年置きに意味のない検査にお金がかかる。
ガソリンだってほとんど輸入なので、アメリカに比べても倍近い値段。
さらにこれも利権としか考えられないような、高い高速道路の料金を取られる。
これでは若い人の車離れが進んでいくのは当たり前だと思う。
ちなみにかつて私がいたカリフォルニア州では、同様の車の検査の時に、排気ガスのチェックもあった。
州によって少し違っているようだが、日本の様な意味の無い高額の検査は聞いたことがない。
ハワイの検査は本当にあっという間なのだが、実は待ち時間がある。
タイミングによっては、すぐに受けられる場合もあるのだが、月末になると混雑する。
セーフティー・チェックは、毎年1回受けるので、車体に次回の検査の「年月」を記したステッカーが貼られ、普通車は後ろのバンパーに貼っている人が多い。
営業車の場合は、ちょっとデザインの違うステッカーをフロントガラスに貼る事になっているのだが、この「年月」内に受ける必要があるので、必然的に月末は駆け込み需要も多くなるのだ。
私も11月中に受けなければならない事はわかっていたが、ついつい後回しになって、昨日29日にようやく行くと、「今日はもう検査員が帰ってしまったので、明日の9時から4時までの間に来てくれ」と言われた。
そして今日、結局晦日の30日に行くと、2台の待ちがあった。
たった2台で、検査している時間は合わせて5分以内なのに、書類を作成するのに時間がかかる。
結局30分近く待って、ようやく私の番。
私の後ろには5台以上の列が出来ていたが、2分に満たない検査の後、やはり15分ほどかけてゆっくりと書類が出来た。
ステッカーを貼り直して終了。
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2018年12月01日
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