また1年振りになってしまった読書記録。
・「椿と花水木(上)(下)」 津本陽 幻冬舎文庫
椿と花水木―万次郎の生涯〈上〉 (幻冬舎文庫)
椿と花水木―万次郎の生涯〈下〉 (幻冬舎文庫)
ジョン万次郎凄過ぎ!
波乱万丈なんてものじゃなく、私が海外生活に苦労している事など、全く大した事ではないと感じてしまう。
上巻だけでも息を飲む展開が、下巻まで続き、読み応えがあった。
友人に勧めて貸し出したら、いまだに戻ってこない・・・
・「GO」 金城一紀 角川文庫
GO (角川文庫)
在日韓国人による在日韓国人のファンタジー小説。
母国以外で人生の半分以上を過ごしていれば、私も国籍や人種と言う物を否でも感じる事がある。
地球上でも特に混ざり方の激しい人種のるつぼであるハワイでさえ、エスニック・バックグラウンドによる線引きがされる場面がある。
・「その日の前に」重松清 文春文庫
その日のまえに (文春文庫)
タイトルの通りなのだが、最近涙腺が弱い私には読むのが大変だった。
・「シェエラザード(上)(下)」浅田二郎 講談社文庫
シェエラザード(上) (講談社文庫)
シェエラザード(下) (講談社文庫)
歴史ファンタジー小説。
これも読みごたえたっぷりで面白かった。
・「対岸の彼女」角田光代 文春文庫
対岸の彼女 (文春文庫)
二人の女性の少女期と大人になっての人間関係を考えさせられる物語。
・「ニサッタ、ニサッタ」乃南アサ 講談社文庫
ニサッタ、ニサッタ(上) (講談社文庫)
ニサッタ、ニサッタ(下) (講談社文庫)
「ニサッタ」って何だろう?と読み進めるが、なかなかその言葉が出てこない。
で、結局最後まで出てこない。
アイヌや琉球人など、日本人の中でも人種が存在するが、どういう環境で育ったのかによって人間は変わる、しかしそれを自覚するのは本人だけなのである。
・「カエルの楽園」百田尚樹
カエルの楽園
「永遠のゼロ」の作者として百田尚樹を知ったのが最初なのだが、元々放送作家として民放のバラエティ番組を作っていたそうで、発想が面白い。
カエルの国の話だが、実は現実の国家の姿を問う小説で、これを読めば日本人ももう少し当たり前の考え方に戻るのではないかな?
・「仮面同窓会」雫井脩介 幻冬舎文庫
仮面同窓会 (幻冬舎文庫)
同窓会をきっかけに、学生時代に世話になった先生にお礼参りをする話。
それが計画通りに行かず、不思議な展開に。
・「コールドゲーム」荻原浩 新潮文庫
コールドゲーム (新潮文庫)
高校時代にいじめられたことに対する復讐の話。
結末が面白かった。
・「鎖 (上)(下)」乃南アサ 新潮文庫
乃南アサ 鎖 上下巻セット (新潮文庫)
刑事物小説。
宮部みゆきは女性を感じて嫌な時があるが、乃南アサは女性を上手に使っている気がする。
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2018年05月29日
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