1年振りになってしまった読書記録。
「Hawaii Five-0」ファンツアーでは散策時間や休憩時間などに、10〜30分の待機時間が出来る事が多く、本は欠かせない。
相変わらずオアフ島の日本人の間で回っている本だったり、「ブックオフ」の値札が付いていたりもする少し古い本が多いが、お客さんが飛行機の中で読んだ本を置いて行ってくれたり、話題の新刊をお土産に頂く事もある。
読み終わった後は、ちょっとした感想をメモっているが、自分の記録の為にも発表。
「八日目の蝉」 角田 光代 中公文庫
乳児を誘拐した誘拐犯と、誘拐された女の子が成長した後に、自分の境遇を探っていくサスペンス。
映画化もされたようだが、犯人の逃亡生活の部分と、大人になった自分を見つめる被害者の心の揺れが、引き付けられた。
八日目の蝉 (中公文庫) -
「サーソ(殺手)」 荻 史朗 双葉文庫
殺し屋の話。登場人物や団体が多くて、少し混乱したが、展開は面白かった。
殺手(サーソ) -
「黄金を抱いて翔べ」 高村 薫 新潮文庫
金塊を盗む大泥棒の話。細かな部分の描写がしっかりしていて、面白く、入り込んだ。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) -
「二進法の犬」 花村 萬月 光文社文庫
ヤクザの組長とその娘と、家庭教師を中心とした萬月劇場。1000ページを超える長編だが、一冊なのでやたらと分厚く、この点はちょっと読み難かった。
二進法の犬 -
「理由」 宮部みゆき 朝日文庫
都内の高層マンションで起きた殺人事件を中心に、放射状に広がる関係者を追っていく話。
それぞれのディテールがしっかりして、宮部みゆきの世界を広げている。
理由 (朝日文庫) -
「真夜中の犬」 花村 萬月 光文社文庫
アウトローたちの暴力とセックスを描く、萬月ワールド。
これは結構切なかった。
真夜中の犬 (カッパ・ノベルス) -
「夕あり朝あり」 三浦 綾子 新潮文庫
クリーニングの「白洋舎」創業者の生涯。時代が違うとはいえ、半端ない苦労の連続を生き抜いてきた事に驚き。
私なら既に死んでいるだろうと思う状況を、何度も潜り抜けてきた強運には感心する。
夕あり朝あり (新潮文庫) -
「不祥事」 池井戸 潤 講談社文庫
池井戸潤の銀行裏話だが、新たなヒロインが出てきて、活躍する話。
テレビドラマにもなった様だが、どんな主人公になったのだろう?
新装版 不祥事 (講談社文庫) -
「株価暴落」 池井戸 潤 文春文庫
企業テロ、企業内の権力闘争を金融業界を舞台に描く話。
株価暴落 (文春文庫) -
「民王」 池井戸 潤 文春文庫
池井戸潤のSF作品。総理大臣とその息子が入れ替わってしまう話。
レベルの低い政治家とバカ学生、アホなマスコミと揃って、ドタバタが繰り広げられる。
民王 (文春文庫) -
「日暮らし(上・中・下)」 宮部 みゆき 講談社文庫
「ぼんくら」の続編と言う事で、もう一度読み直してから進めた。「ぼんくら」も面白かったが、江戸の時代小説で、登場人物がそれぞれに愛着が湧く。
日暮らし 下 -
「テスタメント(上・下)」 ジョン・グリシャム著(白石 朗:訳) 新潮文庫
海外小説は名前が覚えにくくて、避ける傾向にあるが、これは人物が少なくて問題無かった。
巨額の遺産を残して死んだ大金持ちと、その遺産を巡って起きる騒動。故人の仕掛けた罠に落ちていく様が面白い。
テスタメント〈下〉 (新潮文庫) -
「愛情医者のないしょ話」 志賀 貢 角川文庫
下町の病院の話。人情味あふれる医者や看護師、近所の人達だが、病気に関しては専門知識もあげられて、知識も付く。
愛情医者のないしょ話 (角川文庫) -
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2017年04月02日
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