GW前からツアーの仕事が結構忙しくなり、そのままずっと続いていたが、今週は暇だった。
久しぶりにダックツアーのバイトに数回入り、早起き生活をしていた。
朝晩はシャワーが多く、今年も雨季が明けてから雨季が来た感じ。
さて政治のカテゴリーで書くのは久しぶり。
今年はアメリカの大統領選挙の年である。
私にとってはアメリカ人になってから、もう6回目の選挙。
8年続いたオバマ政権は、先日のサミット後の広島訪問にも見られたように、平和や核兵器の廃絶をスローガンにしてきたが、その隙にロシアはクリミアを併合し、中国は南シナ海の海を埋め立てた。
また、共和党のブッシュ政権が始めたイラク戦争を終わらせたと言っているが、ISISの脅威が生まれた。
アメリカには保守系や右翼系以外に、戦争をする事によって儲かる企業がたくさんある。
自分たちを守るために武器を作る権利はそれぞれの国にあると思うが、アメリカの戦争は武器に留まらず、あらゆる産業に繋がっている。
共和党政権がかつて、ありもしない「大量破壊兵器」の破壊の為に、イラクと始めた戦争は、結局今も混沌を生み続け、世界中をテロの脅威にさらしているが、今後のアメリカがどういう方向に進んでいくのかは、私も見当が付かない。
オバマ大統領の跡を継ぐべく、民主党のヒラリー・クリントンが出て、アメリカ初の女性大統領となるのか?
それとも大穴だったドナルド・トランプが共和党から大統領になってしまうのか?
大企業との結びつきが強く、今までは日本びいきだったのはどちらかと言うと共和党だった。
しかしハワイ出身で、多くの日系人も子供の頃から見てきたオバマ大統領は、任期の終盤に広島を訪れた。
だが今度のヒラリー候補も、トランプ候補も日本には厳しく接すると予想されている。
特にトランプは、日本に駐留する米軍の駐留費用を日本に押し付けようと言う考えを持っている。
既に7割を日本が負担しているだけでなく、多くの武器や装備をアメリカから購入していて、現在の彼の認識は明らかに間違っている。
党内戦のうちは厳しい事を言っていても、実際の本選や、就任後にはトーンダウンしたり、撤回したりするケースは多いが、安全保障に関する問題で、同盟国との関係を傷付ける可能性のある発言を平気でするようでは、信頼は得られないと思う。
既にイスラム教徒の期間限定での入国禁止提案などは、イギリスなどから大きな反発を得ているが、もしもトランプが大統領になったら、アメリカの国際的地位が下がるだけでなく、そこをまたロシアや中国が狙ってくる可能性が高い。
どこかで戦争になる可能性だって決して低くはないと思う。
そこで日本の状況を見てみると、ようやく集団的自衛権の行使が容認されたが、安保法制を戦争法案などと煽る左翼の動きが相当ヤバい。
政権を取る前までは、岡田、前原、枝野と言った現在の民進党、かつて民主党だった政治家も、ある程度理論の通った話をしていた。
自民党との討論でも、気骨が感じられることがあった。
枝野氏は東日本大震災の際には頑張っていた。
ところが今の岡田、枝野氏の話など、子供が聞いても矛盾点があったり、揚げ足取りだったり、酷い物。
対案も無く、自民党が作る法案にはすべて反対と言う、非建設的な手法では、国民から支持を得ないのも当然。
我々が新聞やテレビのニュースで知る国際情勢はほんの極一部で、局の姿勢によっては、それさえも歪曲されている。
しかし少なくともインターネットのニュースには、国際的に報道されている他国の主張や情勢などもあり、それに対する反応も知る事が出来る場合が多い。
そう言った物を見れば、日本の周りにはとても危険な国があり、歴史をねつ造し、反日教育をして反日を煽り、国内政治の腐敗から目を逸らすための手段にしたり、国内軍事産業に予算を回す口実にしたり、そしてそれがまた利権を生んで、正常な判断が出来ていないと言う事もわかる。
「戦後」と一言で今を表している日本は、戦争とはもう過去の物と言う認識があるが、世界中で戦争は続いていて、その火種は日本の周りにもたくさんあると言う事を知らなければならない。
日本がこの70年間、平和でいられたのは、憲法9条があったからではない。
アメリカの占領を受け、アメリカ軍が駐留を続け、アメリカの核の傘で守られてきたからこそだ。
最近日本の若者が、国会前などでデモをして、共産党と一緒に騒いでいるが、無知の知を知らぬ恥ずかしい行動だと思う。
これは日本の教育システムのせいなのか?
若者が海外に留学しなくなってきたと聞くが、やはり井の中の蛙では大海は知れない。
まあドナルド・トランプが大統領になり、アジア政策を止めて本気で在日米軍を撤退させたら、もう日本は自分たちで国を守るしかなくなる。
戦争反対なんて言ってる場合ではなく、戦争が始まってしまう可能性もある。
「戦争反対」と言うのは簡単。
誰だって戦争なんてしたくはない。
しかし歴史を少しでも学んだことがあれば、人類の歴史は戦争の歴史でもあって、これは地球が統一されるまで続く事なんだろうと思う。
日本の長い歴史の中でさえ、江戸時代の様に平和が続いていた時期は珍しい。
人間だけでなく、戦うのは生物の基本的な本能。
大河ドラマの戦国時代が面白かったり、「STAR WARS」に盛り上がったりするのも、基本的に戦いの話だから。
人生はあらゆる局面で戦いの連続でもある。
勿論本当の戦争はもっと残酷で悲惨。
大河ドラマでもSTAR WARSでも、血や内臓が飛び散ったり、そんな死体が転がっている場面と言うのは無い。
イランやイラクに派兵されて、戦場を経験したアメリカ兵がトラウマでPTSDに罹ってしまう事が多いのも、現実の凄惨さを目の当たりにしてきたからだ。
「戦争反対」と言う前に、戦争にならないようにする活動が出来ない物か?
国民が選んだ国会議員や、その代表である総理大臣に文句を言う前に、日本にとって大事なシーレーンを脅かす中国や、日本人を拉致し、核兵器を開発して世界を煽る北朝鮮のような国に対して、まず意見を言うべきではないだろうか?
学生が学食の値上げ反対とか、サラリーマンが会社の組合でボーナス上げろとか言うのと、同じ乗りでやっているようにしか見えないから痛い。
自分を愛し、家族を愛し、隣人を愛し、地域を愛したら、本当は次にくるのは、国を愛する事。
その先に人類愛とか、地球を愛する心って言うのが来るのが順番だと思う。
日本の極一部の人は、「国を愛する」と言う事に拒否反応を示す。
GHQが進めた戦争犯罪意識プログラムの呪縛からいまだに解かれないままの人が多いのだろう。
国の為に戦争に行った時代があったと言うが、家族が襲われたら家族のために戦うのと同じ事。
国を愛せない人間が、地域や家族を愛せるのか?
国を愛せない人間が地球を愛せるのか?
今、日本人は愛国心を持たないと、国を失うかも知れない。
アメリカ人の愛国心は子供の頃から根付いていて、関心も高いが、それは他国を侵略したり、戦争には直接つながらない。
学校の教室には全ての部屋に星条旗が掲げられているし、行事の際には起立して脱帽の上、国歌を斉唱するのが当たり前。
日本でも私の時代は学校行事の際に、日の丸の前で君が代を歌うのは当然だった。
東京の、さらに共産党系の強かった武蔵野市の公立学校ですら、国歌斉唱拒否なんて言う教師の姿は無かったが、今は個人のポリシーを普遍的な教育の場面にも押し付けようとする、自称教育者がいるのは問題。
今の日本には、実際に日本を愛していない、反日勢力と言うのが存在する。
反日国のスパイ的な存在がある。
そしてそれは既に日本人の生活の中にも入り込んでいる。
日本を出て日本を外から見ると、本当に心配になる事が多い。
色々な意味で日本は非常に特殊な国だと思うが、世界にも誇るべき良い点が盛りだくさんだ。
日本人が日本を愛する心を持たなければ、日本は滅びてしまうかもしれない。
私は既にアメリカ市民だが、選挙の時はいつも日本の事を考える。
日本にとって、日本とアメリカの繋がりにとって良くなる候補を選びたいと思っている。
予備選が8月、本選が11月に行われ、これからのアメリカの、日本の、そして世界の流れが決まって行く。
この選挙は非常に大きい。
2016年05月29日
この記事へのコメント
コメントを書く