2016年01月14日

最近の怖いハワイ

以前にもちょっと怖い話を書いたが、最近また身の回りでオッカナイ話を聞いたので、書きたい。

過去記事:
・ちょっと怖い話

・日本には行かないかもしれないニュース



ハワイで観光業を営む者にとって、マイナス・イメージに繋がる話は、本当は書きたくないのだが、危機管理意識には乏しく感じる日本人の為に、知っておいて欲しい。


この5年ほどで、日本人が関係するレンタカーの事件・事故が増えたと言う話は前に記したが、なにしろ日本の免許証だけでレンタカーが借りられると言う、超法規的措置が取られているハワイ。

これは当然レンタカー業界が、州政府に対して力を持っていると言う事。

日本人が国際免許証を持ってレンタカー会社に行ったところ、日本の免許証を持参しなかったので借りれなかったと言う、話がある。

正式な国際免許証と、日本の免許証がセットになっていないと、本来は役に立たない。

日本の免許証だけでは、事故などの際には、こちらの警察官が読めずに、かなりの時間的ロスがあるのは事実。

それが、日本の免許証だけOKだと言う理由はわからない。

さらに事故や事件はほとんどがレンタカー業界によって握り潰され、報道されない。

だが、日本で生活していて、一方通行を逆走する車を見る機会が、一年で一体どれ位あるだろうか?

自転車で歩道を走ったとか、横断歩道の無い車道を歩いて渡ったとか、こう言う事で注意されたり、罰金を取られたりする日本人も少なくないが、他の人の生命を脅かすことはまず無い。

慣れない土地で車を走らせ、綺麗な景色に見とれて、サインを見落とし、一方通行を逆走している車は、毎月必ず見かけるのがハワイ。

その大部分は日本人で、周りに迷惑をかけ、もしハンドル操作を誤れば、人身事故に繋がる。

日本で報道されないだけで、事件事故は毎日起きている。


去年は特に日本人をターゲットにした犯罪も多かった。

目立ったのは日本人の多いカイルアでのひったくり事件。

ビーチにはツアーで行けないので、タウンでレンタル・サイクルを借りて移動する人が増え、荷物を載せた籠から、そのまま荷物をひったくられる事件が、秋には連日で発生した。

こちらのメディアでも大きく取り上げられ、日本から警視庁の係員が来ハして、ホノルル警察と対策を話し合うと言う事もあった。

クアロアでは、ひったくりに遭った日本人女性が、引きずられて怪我をした事件があり、これはハワイのニュースにはなったのだが、実はワイキキのクヒオ通りで、真昼間にひったくりが発生し、この時は被害者が歩道に倒れた際に頭を打って死亡すると言う事件があった。

昼間のワイキキと言う事で、目撃者もおり、実は私の友人がこれを見ていて教えてくれたのだ。

救急車が来て被害者が運ばれる際の様子で、どうも日本人の様だったが、残念ながらもう亡くなっている感じだったとの事で、それならば夜のテレビニュースで報じられると思ったのだが、驚く事に、どこのニュースも一切報じていなかった。

ワイキキ内で起きた事件で、特に日本人が絡む場合は、トラベル・ビューロー:観光協会が押さえてしまうのだ。

確かにハワイにとって観光業は第一産業で、9割以上のホテルが集まるワイキキは、ある意味クリーンでセーフな場所でなければならないと言う前提がある。

夜になれば、娼婦が角に立ち、酒に酔った旅行者が大声を出したり、喧嘩をしたりもある。

ワイキキでは昨年だけでも2件銀行強盗事件が起きている。

数年前には、薬でイカれた奴が車で暴走して、警察に射殺されるなんて言う事件もあったが、日本人が事件にあって死亡する話はNGなのだろう。


昨年は、日本人がひき逃げの被害に遭った事件も連続した。

これらは日本人をターゲットにした物ではないが、被害者が日本人と言う時点で、ハワイからニュースが出ないし、日本のマスコミも伝える所は無い。


日本でのハワイブームは嬉しい事なのだが、ガイドブックやテレビ番組の内容が、あまりにもいい加減。

芸能人が行ったと言うだけで、日本人が大挙している、某レストランでは、昨年私が聞いただけでも2件の食中毒が起きていて、宣伝ばかりのガイドブックでは、日本人は騙され続けるのが目に見えている。

最近ちょっとオシャレな店が増えているチャイナタウンも、私が「Hawaii Five-0」ファンツアーで行く「ダウンビート」の店員が、この1カ月で3人も(一人は後に辞めた)、店の付近で刺されているのだ。

これはローカルニュースで店の名前が出ていたので、実際に聞いてみると、店を閉めた後に外に出て、ホームレスに襲われて刺されたと言うパターンだそうだ。

2年前に、路上に寝転んだり、座ったりするのを禁止する条例が施行され、一見少し綺麗になったように見えるチャイナタウンだが、ホームレスが減った訳ではなく、ウロウロ歩いていたり、電柱に寄りかかっていたりしているだけ。

私もお客さんを連れていく時は、店に入るまで周りの状況に気を使う。

店の看板の写真なんか撮っている時は、要注意。

暗くなったらもう、普通の人がいなくなるので、怪しさ全開だが、午後3時過ぎたら、生鮮食品の店は閉まり始め、人種が変わり始めるので、近付かない方が良い。

「Hawaii Five-0」でも毎シーズン、チャイナタウンでは事件が起きているが、実際の世界では毎週発生している。

車で抜けるだけでも、夜は信号に止まりたくない場所なのに、堂々と表紙に日本語の書かれたガイドブックを持った日本人女性が歩いていたりする。

どうして「暗くなったらチャイナタウンには絶対に近づかない様に」と注意事項が書けないのだろうか?

まあ、危険なサンディービーチでも「波乗りの名所」としか書けない様なガイドブックに、読者の事を心配する考えなどないのだろう。

もうこれは、誰か日本人が犯罪の被害に遭わないと、ガイドブックも直らないのだろうと思っていたが、日本のガイドブックの前に、ハワイのメディアが報道しないだけなのかも知れない。

チャイナタウンで誘拐されたら、身代金目当てと言う事はまず無い。

人身売買か臓器売買のルートに流れて、もう2度と出てこない。

アメリカでは毎年20万人もの行方不明者が出ている。

既に被害に遭っている日本人がいてもおかしくない。


実は私の行きつけのベトナム料理店「バクナム」でも、従業員が年末に殺されると言う事件があったのだ。

店を閉めた後、家に帰った所を襲われたらしい。

「ダウンビート」の話も、こちらもやはり疑われているのはホームレス。


人口比で全米ナンバーワンのハワイのホームレスは、実際にはマイクロネシアからの移民が多いのだそうだが、米本土からやってくるホームレスが後を絶たない。

とりあえず凍えて死ぬと言う事は無いので、ホームレスにとってもパラダイスと言う訳だが、そもそもメインランドでホームレスになる人は、犯罪を犯して服役した後、出所してから仕事も家も見つからずに、落ちてしまう人が多いそうで、こう言った元犯罪者がハワイにも多く流れてきているらしい。

ホームレスの犯罪が凶悪化しているのも、こう言った所が原因で、それこそ夜にチャイナタウンなんか歩いている日本人なんて、奴らにしたら、財布と臓器が歩いている位にしか思われないのかも知れない。


ハワイ州でもホームレス対策として、シェルターを開放しているが、門限や規則があるからとか言って、入りたがらない人も多い。

シェルターでは職業訓練なども行っているので、本当に社会復帰したいと考えているホームレスは、ちゃんとそう言う場所で生活している。

カリヒのカパラマ運河沿いにあったホームレスキャンプのテントの中には、大型スクリーンのテレビがあって、昼間から酒飲みながらフットボールの試合を観戦しているのがいたりした。

もう犯罪の匂いがプンプンする。


ハワイで行動するのは、他のアメリカの都市を歩くよりも安全だと思っていた。

今でも、私が出た23年前のLAよりは安全な場所だと思ている。

しかし、良い事しか言わない、宣伝ばかりのガイドブックとテレビ番組の情報だけで、危機管理能力の低い日本人が行動するにはとてもリスクが大きくなっていると感じる。

まずは現地の人に話を聞いて欲しい。

夜にチャイナタウンに行くと言えば、100%反対される。

ガイドブックだけを信じて犯罪に巻き込まれては、せっかくの旅行が台無し。


ワイキキで働く友人も「最近はひったくり事件が増えている」と言っていた。

これは少し前の話だが、朝お客さんをホテルにお迎えに行くと、目の前の歩道を全速で走っていく男がいて、それを少し離れて追いかけていくもう一人の男がいた。

後ろの男が走りながら大声で「ポリスーーー!」と言っていた。

最初何のことかと思ったが、どうやら荷物をひったくられた様で、「警察ー!」と言って、周りの目を引きたかったのだろうけど、「Police」を大声で伝えるなら「ポリーーース!」で、「ポリスーーー!」じゃ、通じない。

可哀想だけど、こんな時に英語力も出ちゃう。



怖がっていては旅は出来ないが、余りにも良い事ばかりの宣伝記事は忘れた方が良い。

ハワイで一粒も穫れない果物を使ってハワイブームを焚きつけたり、日本のハワイブームは異常な方向に向かっている気がするので、暗い、怖い部分もあると言う事は忘れないで欲しい。






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posted by じゅにーK at 16:09| ホノルル ☀| Comment(11) | ハワイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アメリカのものもそうですが、国際免許証は国際運転許可証ですので、自国発行の免許証を国際免許証(国際免許証)と一緒に持っていることが義務付けられています。国際免許証にもそう書いてあるはずです)。

自転車で歩道を走ることは、waikikiとダウンタウンなどの一部を除き、許可されています。

The state Traffic Code says: "Unless otherwise prohibited, a bicycle may be driven at a speed of 10 miles an hour or less on a sidewalk or sidewalk area; provided that the driver of the bicycle shall yield the right-of-way to any pedestrian and that any bicycle riding shall be prohibited on sidewalks in business districts."
Posted by Jay at 2016年01月16日 02:11
Jayさん

ご指摘の件、国際免許に関しては、「翻訳」と言う事で、文章を修正しました。

自転車に関しては、捕まる日本人がいると言う事案ですので、そのままにします。

ありがとうございました。

MAHALO & ALOHA!

Posted by じゅにー at 2016年01月16日 09:44
はじめまして。mixi危険なハワイで怖い話が乗っていたので検索してたどり着きました。

ハワイ州政府に勤務する友人から聞きました。メインランドからのホームレスは他州政府がハワイまでの片道切符を手配して送り込んでいるそうです。暖かいハワイでは凍死する恐れがないのでホームレスを送る最適な場所として選ばれているとか。なんとも不名誉な現実ですね。


Posted by Iris at 2016年01月25日 10:40
Irisさん

実はハワイ州でも、そういった本土出身のホームレスを帰すべく、片道切符のプロジェクトがあるのですが、なかなか帰りたがらないようです・・・。
Posted by じゅにー at 2016年01月25日 19:09
都合の悪いコメントは削除ですか、ならばコメントうけつけなきゃいいの。
Posted by 自分にとって at 2017年01月08日 03:57
自分にとってさん

意味が良く分かりません。
もうこの1年以上は誰かのコメント削除した事は無いですよ。

(勿論このコメは後日消します)

最後はARASHIの関係者がいちゃもん付けてきた時かなぁ。

ちなみにSeesaaの規定で、NGワードが入ってると誰でも最初から投稿が出来ません。

ALOHA
Posted by じゅにーK at 2017年01月10日 16:41
大変貴重な情報です。ありがとうございます。おかしな事言ってくる人は相手にせず頑張って下さい。
Posted by かざん at 2017年02月26日 20:35
かざんさん

How'z it!
ご声援ありがとうございます。

いつでも色んな方がいますので気にしていません。(^_^;)

ALOHA!
Posted by じゅにーK at 2017年02月27日 16:21
微妙な記事だなあ。。。
「危険なドライバーが増えている」
「ひったくりも凄い」
って、本人にはどうしようもない思うけどね。体調管理を頑張ってもガンになってしまうように、いくら気を付けてもダメな時はダメでしょ。お前は甘い!と誰か説教したい中年の叫びって印象だね

それとチャイナタウンだけでなく、そもそも夜は出歩くべきじゃないという注意はガイドブック等で腐るほど見るけどね
Posted by ウイング at 2017年05月25日 23:16
ちなみに、気を付けてもどうしようもないってのはネットでよく見るいうな最低限の自己管理を行ってる前提ね
Posted by ウイング at 2017年05月25日 23:18
Posted by じゅにーK at 2017年10月10日 09:36
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