ここ数日オアフ島で大きな問題になっているのが、モラセス流出事件。
CNNジャパンの記事
9月9日未明に1600トンのモラセスを積んだマトソン(船会社)のタンカーがホノルル・ハーバーを出港後、海の色が変色したことで発覚したのだが、まず、「モラセス(Molasses)」とは、サトウキビを生成する時に出る廃糖蜜の事で、食品廃材の一種だが糖分を含んでいるので、うまみ調味料、アルコールなど加工される。
今回のモラセス(糖蜜)はマウイ島からホノルル経由でメインランドに運ばれ、家畜の飼料の一部にするものだったようだ。
まだ原因がハッキリしていないのだが、どうやら船からこの糖蜜が大量に漏れ出したらしい。
1600トンのうち1400トンの黒褐色の糖蜜が流失した。
Hawaii News Now - KGMB and KHNL
放射性物質やオイルの流失などに比べたら海洋汚染も大した事は無いように思えたが、比重の重い糖蜜は、海底で動植物の酸素供給を断ち切ってしまい、既に広範囲でサンゴや魚たちを死滅させ、多くの魚の死骸がホノルル・ハーバー、ケエヒ・ラグーン、さらにはケワロ湾でも浮かんでいる。
海底は酷い状態。
ハワイ・ニュース・ナウのスライドショー
この死んだ魚は、サメなどを岸に近づける可能性もあり、この近くでの水泳やマリン・アクティビティが禁止された。
ただでさえ、今年のハワイはサメのアタックが増えていて、観光客が亡くなる事件まで起きている。
死んで浮いた魚は回収が続けられているが、それでも悪臭の為にレストランなどが営業できなくなっていたり、付近のビジネスも打撃を受けている。
流出したモラセス自体は、自然に外海に流れて薄まっていくのを待つしかないようだが、死んだ海底のサンゴなどの生態系が元に戻るにはかなりの時間がかかるそうだ。
しかし「Molasses」なんて単語、初めて知った。
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2013年09月15日
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