コオラウ山脈の稜線には雨雲が架かり、これはもうムーンボーには絶好の条件となったが、お客さんはいなかったので嫁さんと二人でモクレイアに向かった。
しかしワヒアワを過ぎるとだんだんと雲が増え、コーヒー畑を下っていくと、ノースショアはすっかり雲の中だった。
モクレイアに到着するとパラパラと雨が降り始めた。
ヘルムズベイは誰もいない。

これでは月が出てこない。

アヒル達は元気そうだった。

この日は鍋会の参加者も少なく、外は時折激しいスコールにもなり、ムーンボー観測どころではなかったので、Y家でおしゃべりして終わってしまった。
さて、ムーンボーツアーが出来たのも、ビーチでパーティーが出来たのも、ここに住むY家のおかげなのだが、実は引越しをすることになってしまったそうなのだ。
Y家の住むコンプレックスを含む、ビーチに面したこの土地のオーナーが先日亡くなり、家族が土地を手放してしまうのだそうだ。
そして買い手が見つかり、5月一杯でこの土地に住む数世帯が引越しを迫られている。
ムーンボーを観測するには、街灯などの明かりの少ないところで、空が見上げられる広さを持ち、夜なので当然安全面も考慮に入れて、かつツアーとしてはお手洗いなどの施設も必要になる。
モクレイアはトレードウィンドの動きに合わせて虹を写すスクリーンが次々に現れる場所なので、絶好のポイントだったのだが、これからまた条件にあった場所を探さなければならない。
しかし場所があったから始めたツアーだったので、しばらくは満月の度にロケハンに行かなければならないだろう。
当然ノースショア鍋会もしばらく中止。
今考えているのは、公園やキャンプ場での観測だが、普通は公園は夕方6時過ぎには閉まるので無理。
キャンプ場だとテントも張れるので、雨の時などはそこに避難出来るが、私の持っている小さなテントでは2〜3人が入れば一杯なので、これも課題。
ノースショアではなく、イーストサイドのキャンプ場の方が近いかもしれないし、なにしろムーンボーを見ることが出来るかが大きな鍵。
来月がモクレイア・ヘルムズベイで行うムーンボー観測&ノースショア鍋会の最後になる。
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