
既に櫓を囲む踊り手の輪は3重になっていた。

フード・セクションは年々少しずつ充実しているように思う。

ローカル・プライスの「お祭り」プライス。

「次の曲には扇子や団扇を用意してください。無ければ手を使ってください。」と英語で説明が流れた後、日本語で「肉弾三銃士」と言うアナウンスがあった。

皆さんサッと団扇などを出し、櫓の上のライブを待つ。
ここでハワイの「ボン・ダンス」の基本的なスタイルだが、「花笠音頭」、「東京音頭」などのスタンダードナンバー、さらには「マツケン・サンバ」も含むレコードを流す第一部と、お囃子と太鼓が櫓に上がるライブバージョンが二部。そしてお寺のカルチャースクールで教えてる物のお披露目が3部で、これを繰り返す。
第二部はハワイ・オリジナルの物が多いとされるが、移民当時の日本人が作った日本語の曲は、もの悲しい物もある。
で、実際にこれを歌っているのは日系の2世か3世のおじいちゃんとおばあちゃんで、踊っているのはもう5世だか6世だかわからない日系人とローカルなどで、日本語は基本的にわからない。
この「肉弾三銃士」は戦争の歌で、こんなの今のアメリカで歌って良いの?と思ってしまう内容。
「帝國万歳叫びつつぅ〜」とか「爆弾抱えてぇ〜」とか、まあ聞いてください。
昨年は日本にいて見れなったが、一昨年までは空手の試技がお披露目されていた。
今年は太鼓教室が始まり、当然これが披露された。
練習を始めた当初は何の太鼓かわからなかったが、今日は指笛が入り、沖縄太鼓だと言うのがよくわかった。
櫓や提灯には「福島」と書いてあり、上の歌では「大和魂・九州男児ぃ〜」と歌ったりだったが、ここからは沖縄色が強くなり、祭り太鼓はヒートアップして行った。
散々練習は聞かされたので、少年たちの衣装が嬉しかった。

今年は「ボン・キング」ことダズ・トグチがいなかったし、有名な人は気が付かなかった。
何度かサッとシャワーの降るコンディションだったが、11時まで盛り上がっていた。
ちなみに「肉弾三銃士」と言うのを調べると、こういうのが見つかった。
戦争体験
やっぱりこれを今歌うのは凄い。
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だんだん、ハワイのボン・ダンスは日本の盆踊りとは違うモノになっていくのでしょうね。
あと数十年もすれば、立派はハワイのイベントになっているのかな。
どちらがオリジナルに近いのかはわかりませんが、日本では既にお寺より商店街などがメインの方が多い気もします。
昔の日本をそのまま残しているのがハワイのボンダンスのような気もします。
既に立派なハワイのイベントですよ。(^o^)
ALOHA!
結構今の日本人には衝撃的な歌詞ですよね。
お祭りの雰囲気ではあるんですが、宗教行事として行われているのでお酒は一切無し。
まあ私も含めて家で一杯引っ掛けてから来る人も少なくは無いと思いますが、タバコを吸っている人も一人も居らず、やはり雰囲気は微妙に違います。
ALOHA!