せっかく貿易風が戻ったと思ったのに、またコナウィンドが入ってきた。
実は大きな嵐がハワイに向かっていて、3日間に渡る洪水注意報が発令されていた。
天気予報では「曇り所により雷雨」となっていたが、朝のワイキキは薄っすらと陽も差していた。
マノアのジャングルも雨は降っていなかったが、道は湿ってぬかるんでいた。
「パラダイスパーク」に入ると、「オーキッドステーション」はさらに崩壊が進んでいた。
まあ、元々壊れかけの建物と言う設定のセットだが、コンクリートに見えていた部分の下から木材が出てきていたりする。
「ハイドラステーション」に回ると、「ソーヤのシロクマの檻」も崩壊寸前な感じ。
「テンプル」はまた少し落書きが増えたみたいだ。
修理をすると言う話も聞いたが、一体どうなるのだろう?
カハラを抜けてさらに東に向かう。
ラナイ・ルックアウトからは薄っすらとモロカイ島が見えた。
風が収まって海が凪ぎ、クジラが潮を吹くのも見えた。
東海岸も雲は多かったが、流れ方が普段と違い、ワイマナロのベロウズビーチも人はほとんどいなかった。
我々が出発する時にポツポツと降り始めた。
カネオヘの町を抜けている間に雨は止み、ワイアホレ・ビーチパークから真っ赤なカネオヘ湾を見る。
クアロア公園も人は少なかった。
ライエからカフク、サンセットビーチまでは空が明るかった。
ノースの波は10フィート近かったがバンピーでサーファーは多くなかった。
パパイロアビーチに到着した時は降っていなかったが、遠くで雷鳴が聞こえ始めたので傘を持って歩き始めた。
遠くと思っていたが、時々ドーンと響くような雷も聞こえ始め、折り返す頃には降り始めた。
沖から濃い雨雲が流れてきていた。
本降りになったのは「マッキーズ」でのランチタイムだった。
上空の雲は流れているが、地上は風が無く、なんだか小蝿が飛んできてうるさかった。
食後の休憩時間、ノースショア・マーケットプレイスでは震災後の日本人旅行者の復活の時期についての予測を聞かれた。
ハワイでも有名な「ゴールデン・ウィーク」は、ここ数年は既にそれほど「ゴールデン」ではなくなってきていたので、やはり皆関心は夏以降の事らしい。
日本の震災後、中国、韓国だけでなく、カナダやオーストラリアからの旅行者が増えているハワイはで、私のように日本人旅行者がメインターゲットの会社以外の、ワイキキのホテルなどはかえって忙しくなっている所もあるようだ。
しかしノースショアにやってくる中国人や韓国人はまだ少ない。
ハワイの中でも特に日系人の多いハレイワの人達が、日本人旅行者の復活を願う気持ちは強いようだ。
さて、雷も雨も止み、モクレイアに向かった。
やはりモクレイアビーチは誰もいなかった。
「キャンプ・アードマン」は小学生のキャンプが来ていて、プレイフィールドは賑やかだったが、キャビンはひっそりとしていた。
出発する頃にまた小雨が来た。
帰りのフリーウェイはスムーズで、チャイナタウンもほぼ渋滞無く抜けた。
夜になるとまた雨が降り、一時は激しく、そして雷鳴が聞こえて空も光り始めた。
夜中になると洪水注意報が警報に変わった。
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2011年04月08日
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