
うちから徒歩圏の神社で、毎年初詣は勿論、散歩コースなのでしょっちゅうお参りに行っていたし、「神社仏閣ツアー」をやるようになって色々調べ、その変わった成り立ちも勉強していた。
ハワイ在住だった日本人女性(三宅志奈女史)に突然神が下りてきて、最初はどこの神様かもわからなかったそうだが、それが四国の石鎚神社の石土比古神という事が後からわかって、1913年(大正2年)に奉祀され、ダウンタウンのアラパイ・ストリートに「ハワイ石鎚神社」が出来たそうだ。
その後大国主命、産土神、加藤清正も祭神として祭り、1963年には現在のキングストリートに日本から宮大工を呼んで、本格的な木造の社殿を建築した。
今日に至るまで、時々日本から宮大工が来て修理も行っていた。
ハワイに残る他の神社に比べて、ややマイナーな石鎚神社だが、四国の本山は修行僧が岩山を登るような荒々しい場所で、商売の神様の様なのだが、お正月以外は本当に人がほとんどいなくて、お守りは”幻”とも言われていた。
「神社仏閣ツアー」を始めてすぐには、まだ宮司がいらして、ツアーも応援してくださった。
お参りに行くと、ご洗米やおみくじもちゃんと補充されていて、御朱印やオリジナルのカードを作っていた事もあった。
ところがどうやら氏子さん達と何か揉めたようだ。
以降宮司が不在の状況が続き、元旦だけは何とかオープンしていたが、その他の日は全てクローズと言う状況だった。
元旦以外は鳥居のゲートはずっと閉まったままだったので、ツアーでは隣の会社のパーキングから入っていたが、週末は入ることも出来なかった。
日本の本社からは、お正月にお守りやお札が届いていたが、揉め事の仲裁は無かったようだ。
パンデミック中は「コロコロのせいでクローズ」と言うサインが出ていたが、最近は「コロコロ」と言う文字が消えていて、新しい宮司が来て復活する日も来ると信じていた。
神社が戦争とか特殊な事情以外で終わるなんていうのは聞いた事もなかったし、出雲大社のニュースで合祀の話を知った時はショックだった。
行ってみると、鳥居のゲートのサインは「クローズ」

しかし参道には社名板や手水、

神社の説明版もそのままで、

ペーパータオルもまだ残っていた。

元日だけ開いていた社務所と、おみくじを結んでいたマネーツリー。

おみくじがそのまま残っているだけでなく、落ちて散乱しているのが物悲しかった。

相変わらず立派な社殿。

「永久に閉鎖されました。お参りは出雲大社へ」

中にはお賽銭箱やパイプ椅子などが残っているのも見えた。

ここから神様を出して、出雲大社に持って行ったのは良いが、神様がいなくなった後がなんだか悲惨。
横綱大鵬の千社札も残る社殿は今後どうなるのだろう?
今後氏子さん達がちゃんと片づけをするのかわからないが、このまま放置されることが無いように願っている。
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