このところマノアフォールズ・トレイルへのハイキングツアーばかり入っていたバイトが、今日は島一周の「アイランド・アンド・ユー」にアサインされた。
時々ツアー内容が微妙に変わるので、朝確認すると、タートルベイのフルーツスタンドでは、トロン以外の果物は買わない事になったそうだ。
オアフ島は晴れたが、ハワイ島に近づいたハリケーンの影響で、午後は風が上がる予報が出ていた。
今日は23名をミニバスでご案内。
相棒はハワイアンのシェリル姐さん。
ハイキングツアーでは何度か組んだことがあるが、クリスチャンでとてもまじめな性格。
西のワイアナエに住んでいて、朝は3時起きでホノルルまで通勤している。
私よりも4つほど年上で、既にセミリタイアしているのだが、週に数回程度働いているそうだ。
以前ハイキングツアーの時に、すべてのお客さんにレイをプレゼントしていた。
プラスティックの安物だが、自腹で買ってきて、朝一人一人に渡していた。
まあ、ハイキングの前に首にかけられても邪魔になる感じで、トレイルに出る時にはほとんどの方が外していたので、今度はハイキングの後に渡したら?と提案したのだが、今朝もレイを持ってきた。
さらにペットボトルの水やチョコレートにキーホルダーも用意している。
こんなに自腹で買ってきて、意味が良くわからないのだが、お客さんは喜ぶしチップも増えると言っている。
ツアーの最初にマラサダを食べる時には水が無いので、オフィスに立ち寄った時に購入してもらう事になっている。
トイレやフォトブースなどもあるが、オフィスの場所を覚えてもらい、ショップを利用してもらう為なので、バスに水が積んであったら、オフィスに立ち寄る意味が無くなる。
シェリルは、「この水はツアー中に誰かが必要になった時の予備」と説明してくれたのだが、結局ハロナ・ブローホールでのマラサダタイムで配っていた。
これでは、「マラサダの時にはお水が無いので、ショップで購入してください」と言った私が嘘をついたようになる。
子供が一人いたのだが、その子が美味しそうに飲んでいたと言ってた。
シェリルは、ワイマナロの「ハワイアン・アイランド・カフェ」でのハワイアンフードの試食の後も、ジェイのフルーツスタンドでパイナップルを買って振舞っている。
今食べた試食の中にもパイナップルは含まれているのだが、リヒムイがかかったバージョンとして、お客さん達は興味深そうにして食べていた。
これは私もリヒムイの説明なんか出来るからOK。
しかしまだキーホルダーとかチョコレートも残っていて、これだけ自腹を切る意味がまだ分からない。
次の「マカダミアナッツ・ファーム」での休憩時に少しシェリルと話し合った。
彼女はレイやキーホルダーなどを知り合いから格安で仕入れているそうだが、その費用も頂いたチップから出しているので、自腹は切っていないと言う。
ハワイアンとクリスチャンの精神で、人に色々与えたいらしい。
私としては、話が合わなくなるので水は止めて欲しいとだけ言ったが、ペットボトルを25本も持ってくるのはまず重いだろう。
東海岸も良い天気で海も綺麗だった。

カフクでのシュリンプランチに、今日は自宅から「マヨチャップ」を持参。

テンプラ頼んで使ったらやっぱり美味しかった。
シェリル姐さんにも勧めたら喜んでいた。
やっぱりオリジナルの甘辛ソースは美味しくないと言っていた。
食後はトロンのデザートを食べてから、ノースショアを南下。
実はここ数日、オアフでも藪火事が各地で発生していて、ノースショアは道路が数時間閉鎖されるようなことが起きていた。
ここまで順調に進んでいたが、サンセットビーチを過ぎたあたりで渋滞。
これは「サンセットビーチ小学校」の下校時間渋滞だった。
そしてワイメアを過ぎると、ラニアケアのカメ渋滞。
実際水際にウミガメがたくさんいるのが車内からも見えた。
そしてハレイワビーチでもカメ探し。
子ガメを数匹見つけることが出来た。
ハレイワ・ストア・ロッツに移動して、1時間の散策時間。
パーキングのアテンダントの情報で、以前はレインボーブリッジの手前に店を出していたバナナブレッドの店が移ってきて、ガイドとドライバーに無料で商品を配っていると言うので、行ってきた。
モチ・バナナブレッドを頂いた。

これ、帰ってきて食べたらとても美味しかったので、お勧め!
お客さんが戻ってくると、シェリルがチョコレートを配り始めた。
他のガイドと組む時には、帰りの車中でクイズを出して、景品としてキーホルダーを配っているのだそうだ。
私は帰りの車中でも話題はいくらでもあるし、そんな事をしている時間は無い。
実はシェリルは、リヒムイパウダーも小分けにして人数分用意していた!
これだけ時間とお金を使って、次々と物を配るつもりの様だった。
他にも、携帯用のハンドサニタイザーを用意していて、停車場所でお客さんが一度バスを降りて戻ってくると、全員の手に吹きかけていた。
日本語はわからなくても、子供やお年寄りには特に親切で、ツアーの途中で既にチップボックスにはお金が入っていた。
チップが入っても、全てそれをお客さんに還元していたら、チップの意味はない。
ダニエル・イノウエ国際空港を過ぎ、ニミッツ・ハイウェイに下りるとやはり少し渋滞したが、ほぼ時間通りにワイキキに到着。
最後のあいさつの後に「今日のレイ、パイナップルやチョコレートはシェリルさんのポケットマネーなんですよ」と言う説明をする。
ホテルを回ってお客さんをドロップオフすると、チップボックスは一杯。
数えてみると、私の予想をかなり上回る額が集まっていた。
二人で分けても一人100ドルを優に超えていた。
これならシェリルが色々お金をかけても、損する事は無いだろう。
ダイアモンドヘッドクラブでも当初はお客さんに色々お土産を差し上げていた事がある。
日本へ暑中見舞いやクリスマスカードを郵送していた事もあった。
リピートしてもらう事が目的だったのだが、最終的には費用対効果が薄く、止めてしまったが、シェリルの場合はしかりチップとして回収している。
私は、ツアー中のアテンドだけでなく、自分の説明や情報に対して価値があると思ってくれた方がチップを出してくれるのだと思っているのだが、日本語がわからない分、精いっぱいのサービス精神とプレゼントで稼ぎ出すやり方には感心した。
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