ハワイの歴史を調べればアメリカよりも、日本との繋がりを模索したカラカウア大王がいた。
戦前には人口の4割ほどが日系人だった時期もあるハワイ。
今もハワイ弁には多くの日本語が残り、当たり前のように使われている。
全米では比較的多くの日系人がいるロスアンゼルスから来た私には、やはり日本との距離的な近さに感じた。
普段は、ワイキキを歩けば日本人観光客が目立ち、仕事の為に日本語を話すローカルも少なくない。
実際観光業界は、日本人旅行者無しでは成り立たない。
人口はその他のアジア系を含めれば、白人よりマジョリティになるので、差別を感じる事なども無い。
だが、その日本がハワイを襲った、唯一この日だけは、日本人が大人しくしている。
今週日曜と月曜は、ハワイは二日間雨が降り続けた。
各島で洪水などの被害が出て、ワイキキでも浸水があった。
火曜はパールハーバー・デーの式典が心配されたが、朝になって雨が止んだ。
ワイキキで行われたパレードも無事に済んで良かった。
今年は全米から、真珠湾攻撃のサバイバーが80名、太平洋戦争のサバイバーを含めると150名がハワイに集まった。
ほとんどが95歳以上と言う高齢で、中にはハワイに行くには二人のケアテイカーが必要になり、金銭的に負担が大きいと言う事で半ば諦めていたベテランに、ファンドレイズで資金を集めたと言う例もあったそうだ。
その後の真珠湾での式典の際には薄日も差した。
例年だと、私は家で大人しくして、式典をテレビで見ながら、太平洋戦争で亡くなった方全てのご冥福を祈っている。
だが、今年は9月にした仕事が、パールハーバーの関係だった。

日本で放送された番組を、ちょうどこの日に見ることが出来た。(クリちゃんMAHALO!)
NHKのBS1スペシャル 「真珠湾80年 生きて 愛して、そして」と言う番組。
仕事した空撮の部分はほんの僅かだったが、番組自体は良かった。
真珠湾攻撃に参加した兵士たちの、家族との絆や、運命を追う。
とても上手い組み立てで、最後は私も号泣した。
他にも、NHKスペシャル「新ドキュメント 太平洋戦争 1941 第1回 開戦」の前編・後編も見たのだが、こちらはちょっと視点が偏っている感じで、あまり共感は出来なかった。
それこそ日本とハワイとの長い歴史的なつながりや、日系人などについて、踏み込んで欲しかった。
実は今週の「NCIS HAWAI'I」もパールハーバー・デーに関連したエピソードだった。
ちょっと史実に反する描写もあったが、日系のアメリカ兵の複雑な立場などが描かれていて、アジア系が主役のドラマとして、人種問題も取り上げた感じで、とても良かった。
本来は反戦を誓う日でもあるのだが、今の世界状況は混沌としている。
コロナ禍が世界を変えているのは一目瞭然だが、軍事力を加速度的に増加させている国があり、人権を無視して民族を迫害し、何かのきっかけや、バランスの崩壊が戦争を引き起こすリスクを常に持っている。
そしてそんな危ない国のすぐ近くに居て、ミサイルの照準を合わせられながら、正確な報道はされず、全く関係の無い方向に興味を引き、スパイだらけの国が日本だ。
北京五輪がどうなるかまだ分からないが、ソチ五輪後にクリミア半島を奪ったロシアの動きを真似するなら、これが一つのきっかけになり得る事はわかるだろう。
日本は地震が続いている。
また大きいのが来たら、これもまたきっかけになるかも知れない。
まだまだ世界に真の平和が訪れるのは先なのかも知れない。
オアフ島のツアーはダイアモンドヘッドクラブ!

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