北西から降りてきた大きな低気圧（北海道に寒波をもたらしたもの）が冬の嵐をハワイに運んできたのだ。
普段の貿易風も、日本に比べたらやや強い風だが、その数倍も強い風が吹き荒れて、各地で被害が出た。
カピオラニ公園の樹齢１００年以上のキアヴェの木が折れたのを始め、電柱や標識が折れたり、電線が切れて停電になったりした場所もあった。
貿易風は北東から吹くが、今回は北西からの風で、家の中に吹き込む風も普段と違って、寒かった。
海も北と西は大荒れで、ノースには６０フィート（２０メートル）の波が上がったらしい。
また海岸線の浸食が進んでしまうかと心配したが、今回の風向きのせいで、逆にノースのビーチには多くの砂が寄せて、幅は広がったそうだ。
だがハレイワでは上がった波で道路が浸水したり、被害も少なくなかったようだ。
予報では風が残るかもしれないとの事だったが、今日はすっかり穏やかになり、晴れ間も広がった。
まずワイキキを出てマノアに向かう。
ジャングルの入り口は若干湿っていたが、ハイカーの数は多かった。
風で折れた枝や、飛んだ葉が散乱していると思いきや、意外な事に山の中は綺麗だった。
「コノの家」、「チン・ホーの家」、「グローバーの家」を見て、ダイアモンドヘッド撮影所に移動すると、真っ赤なフェラーリがあった。
これは「MAGNUM P.I.」で使われる「ロビン号」だ。
続いてクレーター・トンネル前にて、写真タイム。
そして海側の展望台でまた写真タイム。
波は３～４フィートでサーファーは多かったが、海が濁っているかと思っていたのに、こちらは綺麗だった。
カハラの高級住宅街を抜けて、ワイアラエビーチに出て小休憩。
ここも少し人が多かった。
カラニアナオレ・ハイウェイに出て、「スティーブの家」に向かう。
この庭も既に掃除が済んだようで、すっかり綺麗だった。
マカプウ岬に回って東海岸を見ると、こちらはまだ波が大きかった。
風向きも北東側に戻ってきたようだ。
ワイマナロに移動してベロウズビーチに出ると、ここは週末並みの人出だった。
ここでしばしジュース休憩。
パリ・ハイウェイ経由でホノルルに戻って、チャイナタウンの「ダウンビート」でロコモコランチ。
そしてその後はダウンタウンの散策タイム。
この辺りにはまだ落ちた葉や枝が多少散らばっていた。
パンチボウルを回って、「リリハベーカリー」でココパフをピックアップして、サンドアイランドに向かう。
コーストガードの前を通って、公園に入ると、何のサインも無かったのにロケ用の車両が止まっていた。
衣装部屋として使われるトレーラーや、楽屋用のトレーラーも数台いた。
撮影隊で黄色いサインが無いのは珍しく、何の撮影だろうとドキドキしながら辺りを伺うと、奥に「EPI」の看板を見つけた。
これは「MAGNUM P.I.」
だが、まだまだこれからと言う感じで、今晩辺りに撮影かな？
アロハタワーをバックに記念写真を撮った後、スナックタイムにしようと思ったら、パラパラと霧雨。
ダイアモンドヘッド方向の東の空は晴れているのに、西から雨雲が近付いてきた。
外で食べれる状態ではないので、アロハタワーに戻ると、また晴れてきた。
アロハタワー・マーケットプレイスはあちこちに木の葉が散乱していて、ここが一番片付いていない感じだった。
最後の散策タイムの後は、ケワロ湾、アラモアナ・ビーチパーク、マジックアイランドを抜けて、アラワイハーバーを回り、ヒルトンホテルのオフィシャルショップで終了した。
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