何年も使わなかったパスポートと違い、ドライバーズ・ライセンスは毎日運転する際に常備する必要があるもの。
フォトIDとして、どこに行っても提示を求められる大事なものなのだが、これも時々更新の方法や手順が変わる。
ドライバーズ・ライセンスは最長８年更新なので、８年も経つと大抵何か変わっている。
今回は随分色々と変わっていた。
かつては、試験場に行って、書類を記入し、長い列に並んでと言う順序だったが、この長い列の時間がかかり過ぎると言う事で、予約制になった。
まずインターネットで申し込み。
すると「Aloha Q」と言うチケットがショートメッセージに送られてくる。
クリックするとハワイ州のサイトに飛んでいき、予約の番号や時間、場所が出てきた。
あとは指定された時間に行けば良いだけ。
友人の話だと、直前にもコンファメーションのメッセージが送られてくるとのことだったが、私には来なかった。
予約が取れた時間は午後３時半と、遅かったのだが、３時にはディリンハムの試験場に到着した。
しか～し！
なんと場所が移転していた・・・。
そう言えば少し前に移転のニュースをやっていた気もするが、以前の場所にある、今は使われていない建物の入り口に書かれた地図を見て、慌てて移動。
案内には「カパラマの試験場」と書いてあったので、古い試験場と同様にカパラマ運河沿いにあるのかと思ったら、「コスコ」の前だった。
この辺りだったら「イヴィレイ」と書いた方が良いのでは？
時間はギリギリだったが、入り口でスマホの「Aloha Q」チケットを提示すると、「中で待ってください」と言われた。
新しい試験場は、広い部屋の片面にカウンターがあり、その前に椅子が並び、銀行のような雰囲気。
どこで筆記試験を受けるのかわからなかったが、別に部屋があるのかな？
電光板にはこの先３０分くらいのチケット番号が表示され、「チケット○○番の方、〇番カウンターにお進みください」と言う案内音声がしきりに流れている。
椅子はほぼ埋まっていたが、もう少しかかりそうだったので、空いている所を見つけて本を読み始めたが、間もなく番号を呼ばれた。
今回から更新にも必要な書類が増えた。
現住所を確認するために、光熱費などの請求書が2つ必要となる。
また、フォトIDとして、パスポートなどが必要だったが、ちょうど切れているので、アメリカ市民権のサティフィケートも持参した。
カウンターでこれら書類を出すと、「アプリケーションは記入した？」と聞かれた。
インターネットで色々入力したから、「ネットで記入しましたよ」と答えるが、「写真を撮る時には必要になるので、これを書いて」と、その場でまた書かされた。
係りのおっちゃんは、「わからない所があったら教えてね」と、優しくてのんびり。
この辺りがメインランドとは大きく違う点。
新しい施設の綺麗さと、新しいシステムの素晴らしさを褒めると、とても喜んでいた。
その場で更新料41ドルを払って、写真のコーナーに行く前に、古いライセンスをお土産にもらおうとしたら、もらえなくなっていた。
以前はその場でパンチホールを開け、記念に持ち帰ることができたのだが、穴を塞いで偽造する悪い奴がいたらしく、今は古いライセンスはシュレッダーにかけて廃棄するそうだ。
「その前に写真撮るのは良いよ」と言うので、8年使ったライセンスをパチリ。
ハワイに来て25年。最初のうちはカリフォルニアの免許で乗っていたが、ハワイ州の免許になってから3度目の更新かな？
そして写真のコーナーでも、別の表示板がチケット番号でキューを作っていて、並ぶ必要もなく、数分で番号を呼ばれ、写真を撮ってお終い。
今日もらったのはこのようなテンポラリーのライセンス。
シールに印刷してあり、はがしてから折りたたんで、免許証と同じサイズにして、本物が届くまではこれを携帯するのだ。
しかし、8年で黒髪から白髪・・・
まあ8年前も染めなければあんまり変わらなかったかな～
結局試験場に入ってから1時間弱ですべて終了した。
さあ次はパスポートと思ったら、夜いきなり歯が一本欠けた・・・
なんだか今年もまだ色々ありそう。。
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