・ハワイ・ニュース・ナウの記事

全米ナンバーワン・ビーチと言っても、多くの機関や学者などが発表していて、その審査基準はバラバラ。
中には便利さと言う点で、ワイキキがナンバー・ワン・ビーチと言う結果を出している物さえある。
しかし、このドクター・ビーチの審査は、綺麗さ、安全性などの基準で、以前カイルアビーチやラニカイビーチも選ばれた事がある。
いずれも10年以上前の結果だが、1位になった途端に、人が増え、どちらも今はすっかり変わり果てて、かなりアグリーな状態。
カイルアビーチは浸食が進み、ビーチの幅が昔の半分以下になって、後ろは崖になり、オーストラリア松の林の根っこがあちこちで剥き出しになっているが、未だに日本のガイドブックには「全米1位」の字が躍り、実際ビーチにいる人の3分の2以上が日本人と言う、なんだか可哀想な状況。
ワイキキに比べれば、まだ色が綺麗と言うくらいで、あそこを全米とかハワイで一番綺麗だなんて思って欲しくはない。
ラニカイビーチは、ハワイ語で「天国の海」と言う名が示すように、人の少ない静かなビーチが、穏やかな海とコバルトブルーの海に面しているので、1位になったのだが、ここもその後人が増え、裏の貸別荘街に宿泊するヨーロッパからの旅行者が大騒ぎしたり、ビーチで禁止されている飲酒をしていたりの無法状態。
だが日本のガイドブックはここもまだ現在進行形のナンバーワン・ビーチの様に書いている為、半分は日本人。
そして人が増えればゴミも増え、さらにシャワーやトイレどころか、駐車場も無い場所なので、付近の住宅の庭先に違法駐車する車も地域の問題となっている。
全米ナンバーワン・ビーチと言う称号は、名誉であると共に、私には崩壊の宣告にも聞こえる。
ワイマナロビーチは、かつて同じ調査で全米7位になった事はある。

数年前に既にツアーでの入場が禁止されたカイルアやラニカイの代替地として、ワイマナロに来るようになったツアー会社もあるが、私は10年以上前に既にカイルアビーチの崩壊を見て、ツアーメニューからは外していて、ワイマナロをダイアモンドヘッドクラブお勧めのビーチとしていた。
実際、私個人的にもワイマナロは一番のお気に入りビーチ。

カイルアにはショッピングエリアがあるので、そこを中心としたツアーを催行している会社は多い。
レンタル自転車の店も多いので、ショッピング街からビーチまで各自で足を延ばすことも可能。
一方のワイマナロは、ダウンタウンにかつて曙のお母さんのお店があった、小さなショッピングセンターがあるが、あとは変わった果物で有名な「フランキーズ・ナーサリー」があるくらい。
食べ物の店も、カイルアに比べたらはるかに少ないので、ビーチもそれほど混みあう事は無かった。
しかしこれからどうなるだろうか?
先日はワイマナロの北側のベローズビーチに隣接する、米軍の基地内にオスプレイが墜落すると言う事故が起きた。
ワイマナロビーチが危ないと言う風評被害が出る事を恐れたが、今度は全米ナンバーワンに選ばれ、なんだか複雑な心境。
ワイマナロ・ベイ・ビーチは、マカプウのベイビー・マカプウビーチ(コックローチ・ベイ)の先、カウポビーチから始まり、カイオナ・ビーチパーク、ワイマナロ・ビーチパーク、ワイマナロベイ・レクレーショナル・エリア(ベロウズ・パブリック)、ベロウズ・フィールド・ビーチパーク(ベロウズ・ミリタリー)と続いて、ラニカイの裏に当たるワイレア岬までの約6キロに及ぶ、オアフ島で一番長いビーチである。
オスプレイが落ちたのは、ベロウズ・ミリタリービーチで、私がツアーでお客さんをご案内するのは、南側のベロウズ・パブリック。
ここはローカルがほとんどで、観光客は少ないが、ウェディング・フォトセッションでやってくる日本人カップルは多い。
さらに南側のワイマナロ・ビーチパークはレンタカーが多いのだが、泥棒も多く、私もハワイに来たばかりの20年前には2度ほど鞄を盗まれた事がある。
今もホームレスが多く、車上荒らしも多発している場所だが、ベロウズ・パブリックもレンタカーは時々やられている。
これから人が増えていく事は予想されるが、実は「全米ナンバーワンにだけは、ならないで欲しい」と願っていた私にはちょっと悲しい出来事になった。
オアフの全てのビーチで禁煙になった事も、高評価に繋がったらしい。

実際にはカイルアやラニカイより数倍綺麗だと思っているので、これも仕方ないかな。
オアフ島のツアーはダイアモンドヘッドクラブ!

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