今週からまたツアーが増えてきた。
島の中央、ワヒアワでは、米軍住宅地スコーフィールド内のジャカランダの木が紫色の花を付け始めたし、町のあちこちで黄色いゴールドツリーの花を見るようになってきた。
週末はまたまとめて雨が降ったが、そろそろ雨季もお終いで、ハワイにも春がやって来た感じ。

月曜の夜は皆既月食がハワイで見れると言う事で、楽しみにしていた。
なんだか情報が混ざってしまい、最初は深夜3時過ぎと言う話もあったが、実際には午後9時と言う見易い時間だった。
東の空に昇ってきた明るい満月は確認できたのだが、その後は風に流されて次々と雲が出てきて、すっかり月が見えなくなってしまった。
マキキの家の部屋の窓からカメラもセットして空を見続けたが、時々雲の薄い所から、わずかに明かりが見えるだけ。

インターネットやテレビでも月食の中継を始め、タンタラス、ダイアモンドヘッド、ハワイカイ、そしてワイキキからも観測の写真などがアップされていたのだが、マキキはちょうど雲の中心だったようだ。
完全に月が隠れた後、半分ほど明るくなってきた時に、ようやく部屋からも肉眼で見る事が出来た。
しかしそれも僅か数十秒の間で、また雲の中に隠れてしまい、写真など撮っている暇はなかった。
そして翌日はムーンボーツアー。
昨日は残念な気持ちがあったので、今晩こそはと気合は十分だった。
ハレイワ・タウンでポットラックの食事を仕込み、アリイビーチパークに向かうと、いきなり雨が降ってきた。
雲の動きは早く、雨はすぐに止みそうだったが、断続的なシャワーは続きそうで、ベンチに陣取るにも躊躇していた。
そうこうしている間に在住メンバーや、日本からのゲストなどが集まって来た。
とりあえず持ち寄ったポットで食事だけは済ませてしまおうと言う事で、サーフセンターの裏手の、昼間はライフガードのパーキングになっている屋根の下にマットを引いて、ノースショア鍋会が始まった。
一応折り畳みの椅子は幾つかあったが、芝生と違ってコンクリの上にマットを引いていたので、足腰が痛くなって大変だったが、時々吹き込むシャワーも物とせず、鍋会自体は盛り上がった。

食事を済ます頃にはシャワーは減った。
今晩もなかなか月が出てくれなかったが、空が少し明るくなる度に、反対側にムーンボーが出ていないか確認し、カメラもセッティングしていたが、シャワーが来る度に仕舞ったりを繰り返していた。
公園は10時に門が閉まるので、9時半頃には諦めて片づけを始めた。
一通り片付け終わったころに、急に雲が切れ、空が明るくなった。
すると反対側の空に、薄っすらと白い弧を描いた線が現れた。
ムーンボーが現れた!
私は既にカメラも片付けた後で写真は無し。
しかし5分以上は見えていたと思う。
昨年9月以来半年振りに出たムーンボーに感激したが、今回は初参加の日本からのゲストも多く、皆さん感動した様子だった。
帰りはまだ続いているフリーウェイの工事の為に、夜にも拘らず何度か渋滞したが、ホノルルはずっと小雨が降っていたようだった。
オアフ島のツアーはダイアモンドヘッドクラブ!

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