2013年10月14日

読書記録

ツアー中に、散策時間などお客さんと離れている時間、ツアーガイドにとっては休憩時間でもあるが、その使い方は人によって様々。

車の中でひたすら昼寝をしている人もいれば、ノートパソコンを使ってメールの返事や事務作業をしている人もいる。

独りでタバコを吸っていたり、仲間のガイドと駄弁っていたり、近くに新しい店が出来たりすると、とりあえず様子を見に行ってみたり。

最近は、アメリカなどで流行っている「キャンディー・クラッシュ」と言うスマホのゲームに精を出しているガイドも少なくない。

中には集合時間を計算して、自分の用事を片付けに出かけて行ってしまう人もいるが、やはりお客さんに緊急の用事が発生した場合など、遠くに離れてしまっては対処にも時間がかかるので、基本的には遠出は出来ない。

私の様な読書派はあまり多く見かけないが、外で読むのが好きな私に対して、車の中やコーヒーショップで読書をしている人も数名いる。

今日は今年春からの読書記録。




「霊の棺(たまのひつぎ)」高橋克彦 祥伝社NON NOVEL



長編伝奇小説と言う事で、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の様に時間を越えた話なのだが、戻る時間が違ってしまい、苦労や冒険が続く。

この話の前には「竜の棺」、「新・竜の棺」と言う2部があるようなのだが、これだけでも十分面白かった。

しかしこの2部もいつか読んでみたい。



「天草四郎の犯罪」西村京太郎 中央公論社



今の日本にいない、「英雄」を描いているが、本当の英雄は人の心に存在するもので、それがどう生み出されていったのか。

西村京太郎の展開に引き込まれた。




「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎  祥伝社文庫



天才強盗四人組が巻き起こす事件簿で、かなり面白かった。

これも同じ四人組による前作があったようで、これも読んでみたくなった。




「フォトジャーナリストの眼」長倉洋海  岩波新書



紛争地を渡り歩いてきたフォトジャーナリストが撮った、そこに生きる人々の写真とエッセー

世界の話だけでなく、日本の山野の様子など、底辺の人の生きざまなどが伝わった。




「牙鳴り」夢枕獏  祥伝社NON NOVEL



長編新格闘小説と言う事だが、決して長くはない。

まだ続くようだが、続きがあるのかは不明。

夢枕獏の性と暴力描写はあるが、SFではなく、ストーリーがしっかりしているので、続きも読みたい。



「暴龍-ドラゴン・マフィア-」阿木慎太郎  祥伝社ノン・ポシェット



日本、LA、香港を舞台とした、長編ハード・アクション小説。

良い人間も完全無欠ではなく、絶望の淵から復活するところが良かった。




「投機地帯」清水一行  集英社文庫



証券業界小説と言う事で、私にはなんだかサッパリわからない部分もあったが、結局資本主義の影の部分を描いているのだろう。

数字合わせが得意な方には楽しめると思う。




「悪魔の飽食」森村誠一  角川文庫



第二時世界大戦までの日本軍の、細菌戦部隊の実像ドキュメント。

こんな悲惨な事が起きていたにも拘らず、中国では「南京大虐殺」ばかりを誇大に吹聴しているのがよくわからない。

戦争が人を、そして国を凶器に変えるのは昔から一緒だったのだろう。




「碑夜十郎」(上)、(下) 半村良  講談社文庫



長編時代小説だが、これも時空を旅してきた人物が主役。

テンポが良く、楽しめた。



「渋谷ルシファー」花村萬月  集英社文庫



渋谷の「ルシファー」と言う店が舞台。

花村萬月の作品にしては、ちょっと大人しいなと思ったら、処女作なのだそうだ。

暴力シーンは少ないが、登場人物たちが、みんなとてもイイ感じ。




「マフィアの噺」常盤新平  文春文庫



シチリアからアメリカにやってきたマフィアの噺。

移民の歴史でもある。




「犬の系譜」椎名誠  講談社文庫



子供のころの筆者の生活を、飼っていた犬を軸にして語っている。



「魔弾」スティーブン・ハンター  新潮文庫



第二次世界大戦も終わりに近づいたころ、ドイツで計画されていた極秘任務。

それを阻止しようとした連合国軍の話。

もうドイツ人の名前なんか、ほとんど区別がつかなかった・・・。





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posted by じゅにーK at 12:11| ホノルル ☀| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする