ツアー中に、散策時間などお客さんと離れている時間、ツアーガイドにとっては休憩時間でもあるが、その使い方は人によって様々。
車の中でひたすら昼寝をしている人もいれば、ノートパソコンを使ってメールの返事や事務作業をしている人もいる。
独りでタバコを吸っていたり、仲間のガイドと駄弁っていたり、近くに新しい店が出来たりすると、とりあえず様子を見に行ってみたり。
最近は、アメリカなどで流行っている「キャンディー・クラッシュ」と言うスマホのゲームに精を出しているガイドも少なくない。
中には集合時間を計算して、自分の用事を片付けに出かけて行ってしまう人もいるが、やはりお客さんに緊急の用事が発生した場合など、遠くに離れてしまっては対処にも時間がかかるので、基本的には遠出は出来ない。
私の様な読書派はあまり多く見かけないが、外で読むのが好きな私に対して、車の中やコーヒーショップで読書をしている人も数名いる。
今日は今年春からの読書記録。
「霊の棺(たまのひつぎ)」高橋克彦 祥伝社NON NOVEL
長編伝奇小説と言う事で、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の様に時間を越えた話なのだが、戻る時間が違ってしまい、苦労や冒険が続く。
この話の前には「竜の棺」、「新・竜の棺」と言う2部があるようなのだが、これだけでも十分面白かった。
しかしこの2部もいつか読んでみたい。
「天草四郎の犯罪」西村京太郎 中央公論社
今の日本にいない、「英雄」を描いているが、本当の英雄は人の心に存在するもので、それがどう生み出されていったのか。
西村京太郎の展開に引き込まれた。
「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎 祥伝社文庫
天才強盗四人組が巻き起こす事件簿で、かなり面白かった。
これも同じ四人組による前作があったようで、これも読んでみたくなった。
「フォトジャーナリストの眼」長倉洋海 岩波新書
紛争地を渡り歩いてきたフォトジャーナリストが撮った、そこに生きる人々の写真とエッセー
世界の話だけでなく、日本の山野の様子など、底辺の人の生きざまなどが伝わった。
「牙鳴り」夢枕獏 祥伝社NON NOVEL
長編新格闘小説と言う事だが、決して長くはない。
まだ続くようだが、続きがあるのかは不明。
夢枕獏の性と暴力描写はあるが、SFではなく、ストーリーがしっかりしているので、続きも読みたい。
「暴龍-ドラゴン・マフィア-」阿木慎太郎 祥伝社ノン・ポシェット
日本、LA、香港を舞台とした、長編ハード・アクション小説。
良い人間も完全無欠ではなく、絶望の淵から復活するところが良かった。
「投機地帯」清水一行 集英社文庫
証券業界小説と言う事で、私にはなんだかサッパリわからない部分もあったが、結局資本主義の影の部分を描いているのだろう。
数字合わせが得意な方には楽しめると思う。
「悪魔の飽食」森村誠一 角川文庫
第二時世界大戦までの日本軍の、細菌戦部隊の実像ドキュメント。
こんな悲惨な事が起きていたにも拘らず、中国では「南京大虐殺」ばかりを誇大に吹聴しているのがよくわからない。
戦争が人を、そして国を凶器に変えるのは昔から一緒だったのだろう。
「碑夜十郎」(上)、(下) 半村良 講談社文庫
長編時代小説だが、これも時空を旅してきた人物が主役。
テンポが良く、楽しめた。
「渋谷ルシファー」花村萬月 集英社文庫
渋谷の「ルシファー」と言う店が舞台。
花村萬月の作品にしては、ちょっと大人しいなと思ったら、処女作なのだそうだ。
暴力シーンは少ないが、登場人物たちが、みんなとてもイイ感じ。
「マフィアの噺」常盤新平 文春文庫
シチリアからアメリカにやってきたマフィアの噺。
移民の歴史でもある。
「犬の系譜」椎名誠 講談社文庫
子供のころの筆者の生活を、飼っていた犬を軸にして語っている。
「魔弾」スティーブン・ハンター 新潮文庫
第二次世界大戦も終わりに近づいたころ、ドイツで計画されていた極秘任務。
それを阻止しようとした連合国軍の話。
もうドイツ人の名前なんか、ほとんど区別がつかなかった・・・。
オアフ島のツアーはダイアモンドヘッドクラブ!
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