3時を過ぎたばかりのH-1フリーウェイは、ダウンタウン付近ではまだ全然渋滞は無かったが、レッド・ヒルを登りつめるといきなり長蛇の列になった。

H-2フリーウェイとの分岐まではノロノロだったが、その後はスムーズに進んだ。
ドール・プランテーションで少し休憩してモクレイアに向かう。
ヘルムズベイもお天気は良かったが、イイ感じに雲が流れていた。

今晩はノースショア鍋会も人数が多くなりそうだったので、早めにデッキエリアのパーティースペースを確保。

まさに海の目の前。

日没までしばらく寛ぎ、Y家でみぃみぃちゃんと遊んだりした。

やがてサンセットタイム。

晴れと曇りと雨の混在する、ムーンボーには良いコンディション。

夕焼けは出なかったが、沈む直前の太陽がキラリと光って顔を見せてくれた。

ノースショア鍋会は13人集まり、早速宴が始まった。
今日は今週誕生日のY家のあっちゃんと、私の合同バースデー・パーティーも兼ねていて、ポットラックではケーキなどのデザート類も充実していた。
月が上がってくるのを気にしながらも、一通り食べ終わり、談笑中に月光が差してきたと思ったら、それはいきなり現れた。
「ムーンボー出た!」
海上にうっすらと白い線が弧を描いているのが見えたのだ。
みんな一斉に沖を見つめる。
私はあわててビーチに降りて、観測ベースに設置したカメラに走る。
発見してから30秒ほどで、すっと消えてしまったが、初めて見た人も多かったので大騒ぎになった。

まだまだ雨雲は沖を移動していたし、月も雲に入ったり出たりを繰り返していた。
これはまだ行けると思っていた私はカメラに張り付いて薄暗い空を見つめていた。
ハレイワ方面から流れてきた雨雲が一瞬月を隠し、空が暗くなったっと思ったらポツポツと雨粒を感じた。
ちょうど我々の頭上を雨雲が通り過ぎる絶好のタイミング。
多少雨に濡れるのを気にする人はいなかった。
すると目の前に現れたのは、完璧な弧を描いた見事なムーンボーだった。

もう大き過ぎて全てがカメラに入らない。
やがて色もわかるようになってきた。
ちゃんと7色見えたと言う人もいたが、少なくとも3色は私も見分けがついた。
そして何より、外側にもう一本の弧が見えてきた時には、みんな大興奮だった。

やはり私のカメラではクッキリとは写らなかったが、実際には、もっとハッキリとダブルの線に色がついて見えた。

水平線と言うより、すぐそこの海上から虹が出ているように見え、5分ほどはダブルムーンボーの状態が続いた。

一度のムーンボーでこれだけシャッターを切れたのも珍しいが、写真をたくさん撮れたので私もかなり興奮した。
ある程度ちゃんと写っていたものだけでもエンハンスしてみると、もうこれはかなりの大イベントだった気がする。

その後も2度ほどうっすらとしたムーンボーがサッと現れては消えるのを繰り返した。
今日は既に今年2度目のムーンボーだったが、みんな幸せそうな観測会となった。
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