2011年04月09日

東日本大震災・復興への道@HAWAII(2)

震災後、ハワイのNGNチャンネルが無料で流し続けたNHKも終わってしまい、アメリカのメディアも日本の震災関係の話題より、リビア情勢や国内の予算に関する問題の方が多く取り上げられるようになってきた。

しかし日本にあらゆる面で近いハワイでは、まだまだ復興支援のコンサートなどが連日のように行われているし、日系の新聞や雑誌では1面で大きく取り上げられ続けている。

「Aloha for Japan」のTシャツやステッカーも「ドン・キホーテ」で売られるようになり、私も買ってきた。

01-59.jpg

また、震災直後にレディー・ガガが行った、支援金集めのブレスレッドもようやく届いた。

02-59.jpg

03-59.jpg


しかし一昨日はまた大きな余震があったようだが、震度6でもあまり驚かなくなっている自分が怖い。

ようやく復興への第一歩と思っていたところを挫かれた人も多いのだろう。

余震が完全に収まるには1年ほどかかるかも知れないということだから、最近よく聞く「地震酔い」と言うのも深刻なようだ。


さて、多くの日本国民と同様に、私も一時は原子力発電の仕組みについて随分理解していたつもりだが、さすがにもう2号機だか3号機だか、シーベルトだかベクレルだか、ごちゃごちゃになって来ていた。

放射能が漏れていることは間違いなく、それを止めるのにまだしばらくかかりそうだと言うこともわかるが、漏れている放射能について、目から鱗が取れるような講演を友人から教えてもらった。

以下のYouTubeは5本のうちの最初で、全部見ると1時間ほどかかってしまうが、今日本中の人に、世界中の人に見てもらいたいと思う。(RT希望)




要するに政府や東電が情報を隠しているのではなく、放射能の影響についてわかっていないという事なのである。

これが避難指示だったり、農産物、海産物の出荷や摂取制限に結びつき、世界中がパニックになりそうになっている。

健康に被害が出るどころか、かえって健康になると言う話は感動した。

今こそ福島県産の野菜を食べて健康になろう!!


これで漏れている放射能については全然心配がなくなったのだが、今後の原子力発電政策とはまた別の話。

稲先生も核燃料自体が爆発を起こせば高濃度の放射能がばら撒かれると言っている。

チェルノブイリのような事が起きないように、完璧なセーフティを保てる条件が揃わないと、これ以上の原発の建設や、再稼動は国民感情が許さないだろう。

だが、この逆境を乗り越えるのに、「低濃度放射線」が一つのヒントになるかも知れない。

実際もう計画停電はしないようだし、要するに最初から原発なんて要らなかったと言う話にもなる。

だが廃炉にするにも、使用済み燃料の処分にも、莫大な予算と期間を要する訳で、これを全て有効に活用すれば震災の復興費用も捻出されてしまうのではないだろうか?

世界で唯一の原爆による被爆国日本が、「核」や「放射能」と言う言葉にとても敏感になってきたのはわかるが、だからこそ放射線についての研究がもっとされるべきではなかっただろうか?

自分の身体の中からも放射線が出ているなんて知らなかったし、歯医者でレントゲンを撮る時もこれからはちっともビビる必要が無いことがわかった。


節電について、前回は「早寝早起き生活」と言う話をしたが、調べてみると、保存の利かない電力は、需要の多い時間さえ外せば節電する必要はないようで、コンビニが夜中に営業しなくなると客が昼間に集中してしまうし、いっそのことパチンコ屋も深夜のみの営業にすれば全体としての節電に貢献できる。


4月上旬は日本は新年度、新学期の時期で、例年ハワイへの旅行者は多くないが、今年はやはり随分少ない印象を受ける。

大手旅行会社のバスなどすっかり姿を消しているし、発表される「日本からの到着人数」と言うのも、ほとんどが日本経由の中国・韓国人と言う話。

日本に旅行に行く予定を変更したと言う人も多いらしく、カナダやオーストラリアの旅行者も増えているそうだ。

だが日本人相手のビジネスはどこも不調のようで、中には仕事が激減してバイトを始めた友人もいる。


ダイアモンドヘッドクラブもゴールデンウィークはキャンセルが多くて、今年は全く期待できないが、6月の予約が入り始めた。

そろそろテレビの放映日も決まるだろうし、夏には何とかある程度は戻ってきて欲しい。

それまではギリギリで生き延びていくしかないようだ。


面白かったらクリックお願いします!(^o^)

アロハストリート ブログランキング
posted by じゅにーK at 12:27| ホノルル ☀| Comment(4) | ハワイ日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする